能力について

隔離街にて流通している最強の強化ドラッグ。身体能力、精神力、不死性を大幅に強化する。

反面、依存性が強く、中毒者は精神が破綻し、脆弱な者が使えば死ぬ。

またベルゼバブと呼ばれる隔離街でも厄介な変異体を生み出す時がある。

後にこのデメリットを消し去った上に、不死性を高めた新型の強化ドラッグ“暴食グルトニー”が開発された。

超人化ドラッグ

服用者の身体及び精神までも一定時間超人化する最強のアッパードラッグに
して、“不死の妙薬”の名を冠するエリキシル……。正直なところ、これが
市場に出なくなって得する者など誰もいない。

「エリキシルっていうガス圧を利用した無針注射タイプのヤツがあ
　りますけど、リリスさんの例に該当するのはこれくらいしかありま
　せんよ。
　一応、この街でもかなりポピュラーなドラッグですけど」

依存性が強く精神崩壊を招きやすい: 肉体面でも脆弱な肉体が服用すれば死に至ることも珍しくないらしい。; ベルゼバブという処理に困る変異体も出来てしまう。

「その中でもエリキシル──今まで我々が最強の強化ドラッグとして扱って
きた代物だが、これは依存性が強く、服用者の精神崩壊を招きやすいとい
うデメリットが存在した。おまけに、俺のような者を時に生み出す悪魔の
薬であるとも言える。

エリキシルを超える新型強化ドラッグ

魔群の血液から生成された。

ある意味、魔群の不死性だけを抽出して大衆向けに汎用化された薬ともいえる。

「ご覧の通りだ。察しの良いおまえ達なら想像はつくだろう。
　新型ドラッグ“暴食”の正体とは、すなわちベルゼバブの血液……
　無論、本物のな」

エリクサー（elixir）: 錬金術で飲めば不老不死に成れるとされる霊薬。; 語源をアラビア語のal iksirとし、エリクシール、エリキシル、イリクサなどと呼ばれる。; 赤きエリクシルと呼ばれるパラケルススの賢者の石と同一視される場合もある。; 中国の道教における不老不死の薬「仙丹」もこれと同一視される。