竜種(奈須きのこ作品)

竜種(奈須きのこ作品)
作品名 Fate
用語分類 種族分類
作中体系 幻想種
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用語について

概要

奈須きのこ作品Fateシリーズに登場する用語。
幻想種の一つ。
純血竜たちが現世に残した因子から生まれた最強の幻想種


来歴

  • 純血の竜たちが残した竜の因子から生まれた幻想種
純血竜たちは世界の裏側へと移動済み。
アルビオンと呼ばれる一頭だけ移動に失敗し、その亡骸が異界の迷宮と化した。
我々が『竜』と呼ぶものは、世界の裏側に移動した
竜種たちが残した“竜の因子”が付着し、
それぞれの生態を維持したまま“竜の生態”に
なったものにすぎない。
純血の竜は、この惑星にはもう存在しない。
アルビオンの亡骸を除いては、ね。

[1]


生態

  • 荒涼とした土地に巣を作る
洞窟の奥や荒野に巣を作り、眷族を生み出す。
おう、こっちこっち。竜の巣ってのは、大体こういう
荒涼とした場所にあることが多いんだ。

[2]

  • 呼吸だけで魔力を生成する
魔力量が他の幻想種と比べても桁違いなため、存在するだけで次元を歪める。
ジークフリートやアルトリアなど竜の心臓を持つ英霊は自力で莫大な魔力を生み出す。
幻想種……、中でも竜種であるドラゴンは
息をするだけで魔力を生成しますからね。
その莫大な魔力を放出することによって次元の
歪みを維持する事程度はやってのけるでしょう。

[3]


悪竜現象ファヴニール

竜種化

  • 身に余るほどの強い欲を抱いた者に起こる竜化
欲望を刺激するような文化や価値観のないところでは発症しない。
作中ではファフニールやスルトが発症した。(清姫は不明)
ラインの黄金など大勢の欲望を持たされた物質も起こしうる。
己が分を超える大欲にて世界を荒らす者!
貴殿は既に、悪竜である!
その背に竜翼なくとも貴殿は悪竜現象と成った!

[4]


呪詛

  • 言葉に呪詛が宿る
対象の心魂を束縛し、自分の思う方向へ誘導する。
これは――――呪詛だ。ただの言葉ではない!
魂と意思を束縛する悪竜の呪い!

[5]


長虫ワーム、蛟

虫であり竜

  • 竜種の亜種
百足のような神怪、中国の蛟などがこれにあたる。
毒を吐く蛇神や雨ごいの水神など種類は様々だが水辺を好む。
強力な能力や伝承防御を有する。
洋の東西で言い方はそれぞれ違いますが、
要は竜種の亜種かもしれない、ということでひとつ。

(中略)

僕なんかは蛟と呼びますが、
日本では確か同じ字でミツチ、ミズチだったかな?

[6]


人との関係

概念受胎

  • 竜の概念を持つ人を産み落とす
元から竜の心臓を持ち、魔力生成を行う。
概念受胎、という魔術だそうです。
母はブリテンを守護する赤い竜の概念を孕み、
私を産み落とした。
私の霊基の質が高いのはそのおかげでしょう。
その後、私は王を選定する剣を抜きました。

[7]


竜との混血

  • 竜の血が流れている
高ランクの対魔力スキルや魔力生成も豊富。
血を飲んだり心臓を呑み込んだ程度でも混血になる。
実は本当に竜の血が混ざっていた。
本人も気づいていなかったスキルで、その力はアルトリア(セイバー)に匹敵する。

[8]


竜の召喚

  • 最上級の魔術でなければ召喚・使役できない
使役できる竜種が登場するのも宝具スキルによるものだったり体の一部だけがほとんど。
一体どうやって操っているのか不明です。
生前の私は、そんなこと思いつきもしなかったですし。
竜の召喚は最上級の魔術と聞きます。
まして、これだけの数ともなれば――。

[9]


戦闘能力

概要

  • 巨体
  • 莫大な魔力
    • 存在するだけで次元が歪むほど
  • 知性
  • 竜言語
    • この言語はゴーレムを作るほどの汎用性がある。
  • ワイバーンなどの眷族創造。
  • 因果観測(純血種・太祖のみ)


眷族創造

  • 下級の亜竜種を生み出す
手下のワイバーンを倒していると逆上して襲い掛かる。
ああ、ワイバーンのような亜竜種じゃない、
ワイバーンを産み出すのは、その上位にあたる竜種だ。
親ってよりは、手下みたいなモンかな。

[10]


因果観測

  • 運命線と呼ばれる自らの運命を知る能力を持つ
純血竜に近いものに限られる能力。
我とおまえたちでは、生命の方向性が異なる。
竜種がすでに運命線を見ている以上、
そこに厳密な自由意思はない。
我は、そのように在れと投げかけられた光であり、
そのように荒れと渦巻いている嵐である。

[11]


その他

元ネタ

  • ドラゴン(dragon
多くの国の伝承に登場する怪物。
蜥蜴のような爬虫類の特徴を持つ。
翼や尻尾を持ち、炎や毒を吐くとされる。
日本では竜と訳す。


  • ファフニール(古ノルド語:Fáfnir
北欧神話及びドイツ北部のゲルマン神話等に登場する人物。
日本語ではファフナー、ファーフナー、ファヴニル、ファヴニールなどと呼ばれる。
その名は(多くの黄金を抱え込んだことから)「抱擁するもの」を意味する。
父にフレイズマル、弟にオッテル(次男)とレギン(三男)を持つ。
元々は人間もしくはドワーフであったが自らの強欲により毒を吐くワーム(蛇竜や龍相当)に変身する。
北欧神話においてロキとオーディンとヘーニルが河でカワウソに変身していたオッテルを誤って殺してしまい、フレイズマルに捕らえられる。
神々は解放されるためにオッテルの死の賠償金としてオッテルの皮の内側と外側を埋め尽くす量の黄金を支払わなくてはならなくなり、
ロキが支払いのためにドワーフのアンドヴァリから黄金と黄金を生み出す指輪(もしくは腕輪)を騙して奪った。
その際に、永遠の不幸をもたらす呪いの指輪になり(アンドヴァリが呪ったとも最初から指輪はそのような性質のものであったとも)黄金とともに皮に入れられてフレイズマルに渡された。
そして黄金に欲を出したファフニールは父を殺害し、遺産と黄金をレギンと分け合うことを拒み、黄金とともにグニタヘイズ(Gnitaheidr)へ逃亡する。
その後、黄金を守るために毒を吐くワームに変身したという(もしくは指輪の呪いによってワイアームになってしまう)。
その後レギンに派遣されてきたシグルズによって討たれ、呪いの財宝はシグルズの手に渡り、悲劇をもたらす。


  • 長虫
蛇の俗称。古代では蛇は昆虫の一種と考えられていた。


関連項目

地球上に残った最後の純血竜。


竜種から発生する下級の竜種。


引用元

  1. Fate/Grand Order 妖精円卓領域キャメロット 第10節
  2. Fate/Grand Order 封鎖終局四海オケアノス 第6節
  3. Fate/Grand Order ゲオルギウス 幕間
  4. Fate/Grand Order 無間氷炎世紀 ゲッテルデルメング 第16節
  5. Fate/Grand Order 無間氷炎世紀 ゲッテルデルメング 第15節
  6. Fate/Grand Order 太公望 幕間
  7. Fate/Grand Order アルトリア・ペンドラゴン 幕間1
  8. Fate/Grand Order materialⅠ.TYPE-MOON,2016, P164
  9. Fate/Grand Order 邪竜百年戦争オルレアン 第三節
  10. 封鎖終局四海オケアノス 第6節
  11. 聖杯戦線 ~白天の城、黒夜の城~ 第18節


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