「無間等活地獄」の版間の差分

編集の要約なし
(ページの作成:「{{基本情報 | 作品名 = 神咒神威神楽 | 分類 = 能力 | 使用者 = 天魔・常世 | 使用者(ネタばれ防止) = イザーク・テレジア = イザーク・アイン・ゾーネンキント&氷室玲愛 | 作中体系 = 太極 }} = 能力について = :神座万象シリーズ神咒神威神楽に登場する…」)
 
編集の要約なし
 
1行目: 1行目:
{{基本情報
{{基本情報
| 読み =
| 作品名 = 神咒神威神楽
| 作品名 = 神咒神威神楽
| 分類 = 能力
| 分類 = 能力
| 使用者 = 天魔・常世
| 使用者 = 天魔・紅葉
| 使用者(ネタばれ防止) = イザーク・テレジア = イザーク・アイン・ゾーネンキント&氷室玲愛
| 使用者(ネタばれ防止) =リザ・ブレンナー
| 作中体系 = [[太極(神座万象シリーズ)|太極]]
| 作中体系 = [[太極(神座万象シリーズ)|太極]]
}}
}}
9行目: 10行目:
= 能力について =
= 能力について =
:[[神座万象シリーズ/能力・武器・術技|神座万象シリーズ]]の[[:Category:神咒神威神楽|神咒神威神楽]]に登場する能力。
:[[神座万象シリーズ/能力・武器・術技|神座万象シリーズ]]の[[:Category:神咒神威神楽|神咒神威神楽]]に登場する能力。
:[[太極(神座万象シリーズ)|太極]]のひとつ。[[随神相]]は巨大な芋虫。
:[[太極(神座万象シリーズ)|太極]]のひとつ。[[随神相]]は巨大な鬼母神。
:'''魂を代価にある人物を最高の状態で新生する能力'''。
:'''[[随神相]]の手から延びる糸で死体を操る能力'''。
:作中では[[無間大紅蓮地獄|天魔・夜刀]]が最高の状態で新生した。
:操られている死体は随神相から加護を受けて、'''太極位階でなければ破壊できない屍兵と化す'''。


{{Collapse top|bg=|b-color=|margin-left=0|1=詠唱|width=60%}}
{{Chant| |蘇る そう あなたはよみがえる 私の塵は短い安らぎの中を漂い あなたの望みし永遠の命がやってくる}}
{{Chant| |種蒔かれしあなたの命が 再びここに花を咲かせる 刈り入れる者が歩きまわり 我ら死者の 欠片たちを拾い集める|}}
{{Chant| |おお 信ぜよわが心  おお 信ぜよ 失うものは何もない}}<br>{{Chant| |私のもの それは私が望んだもの 私のもの それは私が愛し戦って来たものなのだ|}}
{{Chant| |おお 信ぜよ あなたは徒に生まれて来たのではないのだと|}}
{{Chant| |ただ徒に生を貪り 苦しんだのではないのだと|}}
{{Chant| |生まれて来たものは 滅びねばならない}}
{{Chant| |滅び去ったものは よみがえらねばならない|}}
{{Chant| |震えおののくのをやめよ 生きるため 汝自身を用意せよ}}
{{Chant| |おお 苦しみよ 汝は全てに滲み通る}}
{{Chant| |おお 死よ 全ての征服者であった汝から 今こそ私は逃れ出る}}


==死体操作==
;*常に神の加護を与えて死体を操る
:万の死体を同時に操ることが可能。
:紅葉自体に攻防力は無い。
::作中にはないが随神相による攻撃ならば可能と思われる。
:{{Blockquote|text=<pre> 神の加護を常時死人が受けている、とでもいうのだろうか。彼ら一
人一人、総てに天魔の波動が与えられているならば、持ち主の咒を超
えない限り人形を破壊することなど不可能だから。
 悪路や母禮のように破壊力があるわけでもなければ、一瞬で絶大な
効果を発揮する類でもない。だが拠点を構成し、軍勢同士のぶつかり
合いというのならまさしくこれは絶対無敵だ。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}


――{{Chant| |太極}}――
{{Chant|カムナガラ|随神相}}――{{Chant| |神咒神威・無間衆合}}


===屍兵の性能について===
;*紅葉以上の存在強度がない攻撃では滅びない。
:最低でも[[太極(神座万象シリーズ)|太極]]位階に達していなければできない。
::太極位階なら[[無形(神咒神威神楽)|渇望の色が決まっていない状態]]でも破壊不可能。
::作中では[[修羅曼荼羅・大焼炙]]で破壊した他、紅葉を殺害した[[天魔覆滅(神咒神威神楽)|天魔覆滅]]でも破壊可能と思われる。
:{{Blockquote|text=<pre>その力は死体の操作だが、いわゆる物体としての木偶人形を操っている
わけではない。厳密に言うと操作しているのは魂であり、紅葉が率いる
兵団にはそれぞれ本人の魂が宿っている。そのため肉体をいくら破壊し
ても意味はなく、直に内部の魂を攻撃し、かつそれが紅葉の支配力を超
える規模でなければ意味がない。したがって、魂の概念を持たない西側
世界の咒や武術では、二重の意味で攻略不可能と言ってもいいだろう。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}
;*時間による劣化を受けない
:穢土の[[無間大紅蓮地獄]]の[[軍勢変生]]を受けている紅葉から加護を受けているため時間が止まっている。
;*生前の状態を取り戻す
:[[大欲界天狗道|天狗道]]の住人が違和感を持たないほど自然な姿となる。
:{{Blockquote|text=<pre> 鬼無里で普通に暮らしている人々、あの笑顔に満ちた光景。
 その顔を思い出せ。暮らしていた者たちにある共通点。あた
かも宿場町のように機能していたこの町が持つ不自然さを。


{{Collapse bottom}}
(中略)


 
 死人を動かし、死人の町を造り上げる。終わったはずの生命
==新生==
に無理矢理先をつなぎ合わせるようなその様は、龍水にとって
;*魂を媒介に対象を最強の状態で新生させる
見たことも聞いたこともない歪な概念だった。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}
:随神相が芋虫の姿をしているのは羽化する暗喩。
:[[大欲界天狗道|死後魂が消滅する世界]]において使えるのは穢土のみ。
:{{Blockquote|text=<pre>その力は羽化、生まれ変わり、すなわち出産である。
巨大な芋虫という夜都賀波岐でもっとも醜悪な随神相も、そうした特性
を有していることの暗喩であり、常世は八天魔の魂(夜都賀波岐の七柱
と淡海の一柱)を生贄にして夜刀を最強の状態に新生させる機能を持つ。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}




==[[随神相]]==
==[[随神相]]==
;*無数の赤子の顔を埋め込んだ芋虫
;*山をも掴める手を持つ鬼母神
:富士山に巻き付けるほどの巨体。
:鬼面を着けている。
:嘆き声だけで弱卒に恐慌・発狂・絶死を引き起こす。
:手からは万本の糸が延びている。
;*夜都賀波岐でもっとも醜悪(に見える)
:{{Blockquote|text=<pre> この鬼無里を見下ろしている、天の高みに何かがいる。
:本来の姿は黄金蟲。
 山をも掴みあげる手から伸ばされた何万本もの操り糸。あま
:{{Blockquote|text=<pre> 戦場を覆い雲を掻き分けて現れたのは、巨大と形容するのも
りに規模が桁外れた劇に興じる、鬼面の神威に震えが走った。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}
おこがましい醜悪な芋虫の随神相。
 三柱鳥居を背に蠢くその様は、どこか神聖なものへの畏怖の
念を呼び起こす。母の腹から出でる赤子を連想したのは、きっ
とそういうことだろう。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}
 
 
==異界内部==
;*[[至高天・黄金冠す第五宇宙|廃墟と化した城]]
:[[聖約・運命の神槍|黄金の遺産]]と同調して同士討ちを引き起こす。
:{{Blockquote|text=<pre>「……こいつは、城かよ」
 今までの作りからすれば砦というのもあったかもしれない。
だが、この広間を見て即座に思い至ったのはそちらの表現だ。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}




== 使用者との関連性 ==
== 使用者との関連性 ==
===夜刀の動力源===
===太極の基となった渇望===
;*穢土を維持する心臓と新生させる子宮の役割を持つ天魔
;*失わなければ重要性に気づかないことへの嘆き
:旧世界で[[至高天・黄金冠す第五宇宙|イザークが心臓の役割をしていた]]ことと[[壷中聖櫃・不死創造する生贄祭壇|氷室玲愛が子宮として生む役割を担った]]ことが起因する。
:死後に重要だと気付く=死後に必要とする能力?
:{{Blockquote|text=<pre>穢土を維持し続けるための動力源と、憎悪から解脱した真実の夜刀を吐
:{{Blockquote|text=<pre>彼女がこうした能力を持つに至った背景は、何事も失ってからでないと
き出す二つの役割。言わば心臓と子宮を兼ねている。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}
重要性に気付けないという、己の性に対する嘆きの祈り。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}




= その他 =
= その他 =
== 元ネタ ==
== 元ネタ ==
;*衆合地獄
;*等活地獄
:八大地獄ののひとつ。第三の地獄。堆圧地獄の別名を持つ。
:八大地獄ののひとつ。第一の地獄。想地獄の別名を持つ。
:鉄山が罪人の両方から崩落し、瓦礫で圧殺されるなどの苦を受ける。
:殺生をした者、争いを好む者が落ちるとされる地獄。
:美人に誘われて、剣の葉を持つ林を昇り降りして罪人の体から血が吹き出す。
:罪人は互いに、自身が備えている鉄爪や刀剣などで殺し合い、殺し合わぬ者は獄卒によって身体を
:鉄の巨象に踏まれて押し潰されるといった罰が存在する。
:砕かれるが、獄卒の一声で蘇り殺し合うという。<s>どこの[[無間衆合地獄|修羅道だ]]</s>




==  関連項目 ==
==  関連項目 ==
;*[[太極(神座万象シリーズ)|太極]]
;*[[太極(神座万象シリーズ)|太極]]
:無間衆合地獄の能力位階。
:無間等活地獄の能力位階。




;*[[壷中聖櫃・不死創造する生贄祭壇]]
;*[[青褪めた死面]]
:無間衆合地獄の元のとなっている[[:Category:Dies irae|前作]]の能力。
:無間等活地獄の基となったと思われる能力(というか業)を有した[[聖遺物(Dies irae)|聖遺物]]




95行目: 94行目:


== リンク ==
== リンク ==
*[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E7%8D%84#.E8.A1.86.E5.90.88.EF.BC.88.E3.81.97.E3.82.85.E3.81.94.E3.81.86.E3.80.81.E3.81.97.E3.82.85.E3.81.86.E3.81.94.E3.81.86.EF.BC.89.E5.9C.B0.E7.8D.84 Wikipedia 八大地獄#衆合地獄]
*[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%A4%A7%E5%9C%B0%E7%8D%84#.E7.AD.89.E6.B4.BB.E5.9C.B0.E7.8D.84 Wikipedia 八大地獄#等活地獄]
 


{{DEFAULTSORT:むげんしゅうごうじごく}}
{{DEFAULTSORT:むげんとうかつじごく}}
[[Category:能力]]
[[Category:能力]]
[[Category:再生]]
[[Category:魂操作]]
[[Category:蘇生]]
[[Category:加護]]
[[Category:昆虫]]


[[Category:神座万象シリーズ]]
[[Category:神座万象シリーズ]]