転輪し必勝する救世主
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転輪し必勝する救世主 | |
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読み | サオシュヤント・デザーティール |
作品名 | 黒白のアヴェスター |
分類 | 能力 |
使用者 | ワルフラーン |
作中体系 | 戒律 |
能力について
誓約
- 勝負事に必勝する
- ここでいう勝利は相手の命を奪うことに限らない。
- 勝利を目的とする世界で勝利を前提とした異端の誓約。
通常とは順序が逆だと言っていい。戒律とは勝利を得るための力であり、強くなるため の決め事だ。にも拘らずワルフラーンは、前提として必ず勝つのだと世界に誓った。
能力や概念の吸収
「あの御方は倒した者から剣を奪いとるのですよ。有り体に戦利品を鹵獲するようなもの で、単純に戦闘力を加算していく場合もありますが、私のときは戒律を取られました」
能力無効化
- 攻撃を予告し成功すると相手の力を徐々に崩していく
- 能力の略奪に伴う相手の能力無効化。
予告攻撃を防げない。負けを認めてはいないものの、そうした失敗の連続がダメージと なり顕れている。勝てば奪えるというワルフラーンの特性が、マグサリオンの存在力を芯 から崩しにかかっていた。
使用者との関連性
零の存在
- ブシュンヤスタの戒律で前の時代の影響を受けた存在
- この時代のどの人物とも異なる視点と超越した才覚を持ったことで周囲との隔絶に苦しんだ結果、この戒律を設けた。
- 自分の純性を損なわせ、弱くなるための戒律。
規格の違う才能と、"零"に通じる異端の視点を持って生まれた。なるほどアフラマズダ が評した通り、生きている階層がそもそも違う。ワルフラーンにとっては、世界が物語と 変わらぬものに見えたはずだ。 (中略) だからワルフラーンは自らの才を恥じた。一人だけ卑怯な反則をしているみたいで、公 平に生きるための戒律を組み上げた。
その他
元ネタ
- サオシュヤント(Saoshyant)
- ゾロアスター教における救世主の名称。
- 意味は「(人々に)利益をもたらす者」。
- ゾロアスター教においてゾロアスターの誕生から三千年後に世界の終末が訪れるとされる。
- この三千年の間に千年ごとに霊的に保存されたゾロアスターの精子が聖なる処女に宿り処女懐胎で
- サオシュヤントが計三名誕生する。
- 文脈からゾロアスター本人を指す場合もある。
- デサーティル
- ゾロアスター教の神秘主義文献。書いたのはスーフィー(イスラム神秘主義者)とされる。
- 神の啓示を受けた偉大な予言者が十四人いたとする文献で最初はマハーバード、最後はホスロー二世の時代にいたサーサーン五世。
- ゾロアスターは十三番目に置かれている。
- 神智学においてゾロアスター教に輪廻転生の概念があったと紐づけられて考えられている。
関連項目
- 転輪し必勝する救世主の能力分類。