〈生きている石〉

提供:ファンタジー能力Wiki 移転先
ナビゲーションに移動 検索に移動
〈生きている石〉
作品名 ロード・エルメロイ二世シリーズ
分類 道具
使用者 ハイネ・イスタリ
作中体系 魔術礼装
テンプレートを表示


道具について

奈須きのこ作品Fateシリーズに登場する道具。
魔術の一種。錬金術。
硬軟自在に変化する石の魔術礼装


身体に同化する魔術礼装

  • 生物と融合し、生体を作り替える錬金術の石
呪文一つでサファイアと同等の硬度の鎧や槍を作りだせる。
 イスタリ家の至宝〈生きている石〉は、ハイネ自身の身体に埋め込まれているのだ。
 その魔力は主たる生物に融合して、呪文ひとつでその中身を作り替えてしまう。石のひ
とつずつが体表の七%を覆う計算であり、その半分を起動した今、体表の八十四%は紫の
装甲に変化する。モース硬度にして蒼玉に匹敵する魔術の鎧であった。

[1]


騎士形態

完全武装

  • サファイアに匹敵する硬度の鎧とダイヤモンドを超える槍
鎧は瞬時に体表を覆い、槍は作ったものを錬金術でさらに強化されたもの。
速度次第では戦車の複合装甲すら貫通する。
 今の〈生きている石〉を凝集した魔術の槍だ。錬金術によって限界まで強化された〈生
きている石〉は、その先端において金剛石さえも凌ぐ。イスタリ家で配合されている仕掛
け馬での突撃ならば、戦車の複合装甲とて貫ける自信が青年にはあった。

[2]

  • 身体の強化
筋力を大幅に強化し、聖堂教会の刺客を悉く退けるだけの実力を発揮する。
 闇の中で迸った刃は、一呼吸に七つを数えた。融合した〈生きている石〉は単なる頑
強な鎧にあらず。ハイネ自身の筋力も大幅に強化させ、彼の身体能力を常人の遥か上に至
らせていたのだ。

[3]

  • 鎧の特性を変化させられる
硬さで弾くだけではなく、軟化させて捕らえることにも使える。
 ハイネの装甲は、けして硬化するだけではない。
 その逆、相手を搦め捕るための軟化も可能であったのだ。獣が槍を叩き切ったときから、
ハイネは鎧の特性を切り替えていた。なおも用心深く、鎧自体が鎖のごとく変形して、獣
をさらに拘束する。

[4]


使用者との関連性

衣服の同化

  • 〈生きている石〉と同化しやすい
体内から騎士鎧を生成しても服が破けることはない。
 その顔すら、半ばは錬金術の合金と同化している。もともと着用していた衣服もイスタ
リの錬金術で編んだ品だ。〈生きている石〉とは容易に融合してその形状を安定させる効
果をもたらす。

[5]


その他

引用元

  1. 三田 誠.ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 1「case.剥離城アドラ」.TYPE-MOON,2014, P153
  2. 三田 誠.ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 1「case.剥離城アドラ」.TYPE-MOON,2014, P156
  3. 三田 誠.ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 1「case.剥離城アドラ」.TYPE-MOON,2014, P159
  4. 三田 誠.ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 1「case.剥離城アドラ」.TYPE-MOON,2014, P263-264
  5. 三田 誠.ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 1「case.剥離城アドラ」.TYPE-MOON,2014, P153