アイリスの五番

アイリスの五番
作品名 煉獄姫
分類 武器
使用者 レイド=オータム
作中体系 アイリスの魔剣
テンプレートを表示


武器について

煉獄姫に登場する武器。
アイリスの魔剣の一つ。形状は液体金属。
失った四肢の代わりになる液体金属の義肢。


液体金属の義肢

  • 体性神経系と結合する液体金属の義肢
普段は生身に擬態し、使用者の意思に応じて形状を変化させる。
擬態していても産毛などがないためよく観察すれば見抜ける。[1]
 自身の右腕を改めてまじまじと見詰めた。五指を握り、開く。
 まるで本物のようだ。ついこの前までは水銀に似た液体金属の塊だったのに、いつの間にか
すっかりレイドの腕に擬態してしまっている。

[2]

  • 分離・結合が可能
一度結合ができれば任意に腕を外したりつけたりできる。
はずした腕はその場で水銀状の液体となって動かなくなるため再結合のためにはそこへ行かなくてはならない。
 アイリスが『十番』を作動させるわずかに直前、レイドは右腕を半ばから切り離した。まる
で蜥蜴が尾を捨てるように、腕の接合部直前から先がぷつりと分かたれる。

…(略)…

 レイドは無傷のまま大きく一歩を後退した。後退しながら身を屈め、水銀状になって床へば
しゃりと落ちかけた『アイリスの五番』へ無造作に右腕を突っ込む。
 体性神経系が繋がり制御が復活。再び液体金属は硬化し、レイドの腕に擬態した。

[3]


変形

  • 通常時は生身の腕に擬態し命令を送ることで形状を自由に変化させる
腕を動かすのと同じ感覚で一瞬で変形する。
 腕に命令を送る。付けてしばらくは難儀したが、慣れてしまえば身体機能を行使するのと変
わらない。手を開いたり閉じたりするのと同様に『展開する』だけだ。
「あ。……え。え?」
 イオが目を見開いた。
 レイドの右腕が、一瞬で変質したからだ。生身の腕から、武器へと。

[4]


欠点

  • 四肢が欠損していなければ装着できない
加えて神経を繋ぐ際に激痛が走り、装着者の8割が死亡する。[5]
 四肢に擬態する液体金属でできている。身体の一部として自由に使える代わりに身体の一部
を欠損させなければ装着できないという――造った人間の正気を疑う剣だ。

[6]

  • 形状を変化させると精度が落ちる
元の手足のように動かしているため、形状がかけ離れていくほど脳が追いつかない。
『アイリスの五番』の使い方も見事だ。あれは神経で直接操作をする故に、補った四肢を大き
く離れた形状に変化させると脳が追い付かず動きの精度が落ちる。なのに五指を溶かしての一
撃もしならせての薙ぎも、自然かつ流麗だった。

[7]


使用者との関連性

煉術陣の携帯

  • 煉術陣を腕を彫って記憶させ必要に応じて展開する
普段は陣を分断させることで暴発を予防し、使用する際は形状変化で繋ぎ合わせる。
 それを合図に『アイリスの五番』が展開していく。
 腕の裏側に縦の亀裂が入り、内からまるで木通のように割れ、大きく広がり、まるで大仰な
金属板を積み重ねたような形状へと変型し――アイリスは驚愕した。
 腕の裏、つまりさっきまでは裏側に隠れていた部分一面にびっしりと、直線を乱雑に引い
たような紋様が刻み込まれている。
 彫って描き、その状態を記憶させたのか。まさかそんな使い方をするなんて。

[8]


その他

関連項目

アイリスの五番の武器分類。


引用元

  1. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 四幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P126
  2. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 四幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P66
  3. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 六幕. アスキー・メディアワークス, 2013, P192-193
  4. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 四幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P126
  5. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 四幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P66
  6. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 四幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P126
  7. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 四幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P141
  8. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 四幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P148