不変(黒白のアヴェスター)

不変(黒白のアヴェスター)
作品名 黒白のアヴェスター
用語分類 能力分類
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用語について

神座万象シリーズ黒白のアヴェスターに登場する用語。
戒律星霊の加護・権能に属さず善悪の流転にも揺るがない異物や異能
自らの不変を形にすることは真我の宇宙に新しい概念として君臨することに近いため流出太極とほぼ同義となる。


定義

  • 真我の法に納まらない先天的な異能や気質
才能などを戒律権能で伸ばすこの世界において異端となる天然の異物。
転じて真我の法を揺るがすものであるため新たな覇道や求道の極みとなりやすい。
 なぜならそれは、権能でも戒律でもなかったからだ。真我に従って縛りや立場を重ねれ
ばいくらでも後付けが可能なこの世界において、生のままにある力ほど稀有で超常的な業
はない。たとえ生来持っていた才であろうと、戦うために真我へと縋り、強化を繰り返す
のが当たり前となっている。
 ゆえに本当の意味で自力と呼べる純粋さは宇宙にほぼ見当たらず、ナダレの第六感はそ
のわずかな例外だった。後天的に得たものではあったが、そこに既存の法は介在しておら
ず、もちろん彼女が苦手とする我力の産物でもない。
 ではいったい何なのか。世の在り方に収まらぬ概念を、ナダレは“不変”と呼んでいた。

[1]


その他

関連項目

不変なる美の覇道。


不変なる輝きの覇道。


不変なる欲望の覇道。


ナダレの不変なる求道。


不変なる無の魔道。


引用元

  1. 正田崇. 黒白のアヴェスター3 不変なるもの. 神座万象・第十四機関, 2021 P236-237