人理焼却
人理焼却 | |
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作品名 | Fate |
用語分類 | 術技分類 |
作中体系 | 偉業 |
用語について
- 奈須きのこ作品のFateシリーズに登場する用語。
- 人類史を燃料として過去に飛んで惑星を作り替える計画。
- 簡潔に言うとタイムマシンで時間を遡るために熱量がいるので人類史3000年分を燃やして熱量を確保するというもの。
- 全部で4段階の工程に分かれている。
- 燃料の確保(グランドオーダーの設定)
- 燃料から熱量を抽出(特異点の作成および人理定礎の破壊)
- 熱量を回収・制御(光帯の回収)
- タイムマシンの起動とその後の地球改変(逆光銀河/創世光年)
グランドオーダーの設定
- 「指定された時代まで生き延びる」という指令を魔術王の系譜の魔術師の家系に植えつけた
- この原初の指令は魔術世界において冠位指定と呼ばれる。
- この指令を受けた家系の魔術師たちは指定された時代まであらゆる方法で生き延びた。
- 指定された時代になると因子が覚醒して魔神柱となり、特異点を生成する。
- 3000年分の時代が必要だったため紀元前1000年には聖杯を送り込んだ。
- 2017年以降は別の脅威が人類を滅ぼすため西暦3000年まで待てなかった。
- 魔術王~2016年までは冠位指定で、紀元前1000年は人類悪を使うことで人類史を破壊した。
魔術師の家系に伝わる原初の指令─── “そうあれかし”と定められた絶対遵守の教え。 冠位指定、グランドオーダー。 それは魔術の王がこの時の為に作り上げたルールだ。 人間から生まれた魔術師たちは それぞれの信念、理論を子孫たちに定めたが、 私たち“魔術の王”から分かたれた魔術師たちは、 この時の為にあらゆる時代まで生き延びた。 遺伝子に魔神柱の依り代となる呪いを刻み、 “担当の時代”まで存続し続ける。
特異点の作成
- 人類史の強度を削るため人理定礎を崩壊させる特異点を作った
- 結末が変わり、人理定礎が崩壊した。
- 各時代の定礎が崩壊することでその期間の人類史の強度は0となり、次の工程により焼き尽くされる。
特異点を作り、歴史の流れを分断し、 前後のつながりを排斥し! 現在から過去に向けて、ほぼ無尽蔵に絞り上げた!
光帯の回収
- 強度0の人理=時間を焼却し、残留霊子を束ねて光帯を作る
- その時代全ての熱量に等しい。
なぜなら、あれがおまえたちだ! 地球上の全エネルギーを集めたものがあの光帯だ! 人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、 我らの凝視で火を放つ! 炎は地表を覆い、あらゆる生命を、文明を燃やし、 残留霊子として摘出される。
- 回収する光帯は3000年分
- これを集めて制御した時、逆光銀河/創世光年は開始される。
一秒。一分。一時間。一日。一月。一年。 その時間に発生した熱量を、過去に戻りながら回収する。 その方式であれば事は成せる。 およそ3000年分に渡る“惑星の最大熱量”。 これを回収し、束ね、制御した時こそ、 我が偉業は達成される。
逆光銀河/創世光年
- 46億年前の地球誕生に立ち会い、そのエネルギーを乗っとり自らを惑星にする
- 逆行前に惑星を再設計し、綿密な計算と膨大な魔力のもと光帯収束環を起動させる。
- 起動計算に人類史を焼き尽くした後でも2年以上の時間が必要となった。
過去に飛翔する為のエネルギーと、 天体の誕生に立ち会い、これを制御する一瞬にして無限の調整。 これほどの計画には膨大な魔力が必要だ。 3000年栄えに栄えた、知性体の積み上げた総魔力量が。 紀元前1000年から西暦2016年までの人類史の全てを 魔力に変換できれば、それは星の始まりに跳ぶ魔力量になる。 人類を滅ぼす───焼却する理由はこの一点のみ。
- この惑星を“死のない”惑星へ作り替える
- 天体誕生のエネルギーを取り込み、自らを天体にして死の概念が存在しない星になる。
- 死はなくなるが、代わりに有限の生命が持つ「人生をより良くしよう」という目的が喪われるとされる。
46億年の過去に遡り、この領域に“天体”が生まれる瞬間に 立ち会い、その全てのエネルギーを取り込み─── 自らを新しい天体とし、この惑星を創り直す。 創世記のやり直し、“死”の概念の無い惑星を作り上げる。
その他
関連項目
- 光帯を作り収束させる宝具。
- 光帯のエネルギーを元に地球誕生時のエネルギーを制御する宝具。
- ゲーティアを地球に転生させる
- 人理焼却を行ったもの。ビーストⅠ。魔術王の名を騙った憐憫の獣。