人世界・終焉変生
人世界・終焉変生 | |
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読み | ミズガルズ・ヴォルスング・サガ |
作品名 | Dies irae |
分類 | 能力 |
使用者 |
ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲン(= ミハエル・ヴィットマン)、 ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ=メフィストフェレス |
作中体系 | エイヴィヒカイト |
外国語表記 | ドイツ表記:' |
能力について
概要
- 神座万象シリーズに登場する能力。
- 位階は"創造"、発現は求道型。
- 両手に触れたあらゆる歴史を終了させる存在になる。
すごく…一撃必殺です…: - 効果範囲は長くても肘より先までであるため、顔を見た者を終わらせるようなことはできない。
詠唱
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Tod! Sterden Einz' ge Gnade!
Die schreckliche Wunde, das Gift, ersterde, das es zernagt,erstarredas Herz!
Hier bin ich, – die off'ne Wunde hier! Das mich vergiftet ,hier fliesst mein Blut:
Heraus die Waffe! Taucht eure Schwerte tief, tief – bis ans Heft!
Auf! Ihr Helden: tötet den Sünder mit seiner Qual, von selbst dann leuchtet euch wohl der Gral!
Briah ――Miðgarðr Völsunga saga |
ラインハルト・ハイドリヒ版 詠唱
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我は終焉を望む者
死の極点を目指す者
唯一無二の終わりこそを求めるゆえに、鋼の求道に曇りなし──幕引きの鉄拳
砕け散るがいい ──Miðgarðr Völsunga saga |
発動時の形容
- 使用者の“核”が浮き出る
- 皮膚という外装が剥がれ、鋼鉄部分が浮き出る。
マキナが変わる。とある鋼鉄に込められたというこいつ“核”——外装とし て纏ったのは生前の面立ちだろうが、その渇望を曝け出したことで本来の姿 が顕現していく。 (中略) 全身が鋼の怪物。人型をした戦車の化け物。
固有時間跳躍
- 触れたものの状態をその存在が終わる瞬間まで飛ばす
- 有機・無機、物体・概念関係なく、時間が経過している存在を終わらせる。
こいつが終わらせているのは歴史だ。生物も器物も知識も概念も等しく内包し ている時間。積み上げた物語という歩みと、その道のこと。
欠点
- 両腕を欠損されると使用できない
- 幕引きの能力は肘から先しか適用されていない。
マキナの豪腕、それそのものを斬り飛ばす。振り抜かれた右腕の肘部分に刃 を走らせ、そしてそのまま—— デウス・エクス・マキナ——何者であれ終了させる幕引きの鉄拳を、俺は切 断することに成功していた。
- 歴史がないものには通じない
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- 常に時間が止まったような存在には通じない。
あらゆる物語を閉める幕引き。 それに抗し得るものが、もしもあるとするの なら…… (中略) インパクトの瞬間、刹那の狂いもなくまったく同時に誕生したもの。 言わば、ゼロの新世界だけだろう。
使用者との関連性
創造の基となった渇望
大獄と夜刀が願う渇望の原典はそれだ。素晴らしいと感じるがため に、綺麗なまま終わらせるのか、輝きを不変にしたいと願うかの違いだ け
ラインハルト・ハイドリヒの場合
- 軍勢変生によって神格まで引き上げられた人世界・終焉変生
- ラインハルト・ハイドリヒの流出と藤井蓮の流出の2パターンがある。
- どちらも既知世界の攻撃全てを破壊可能。
「Miðgarðr Völsunga Saga」 現れた鋼の英雄が、その一撃をもって総ての攻性事象を打ち砕いていた。
その他
元ネタ
- ミズガルズ(Miðgarðr)
- 北欧神話に登場する世界。人間の住む領域。
- ヴォルスンガ・サガ(Völsunga saga)
- ニーベルンゲン伝説が大元になっている思われるサガ。
- ヴォルスング の一族の起源と衰退を描いている。
- 『ニーベルングの歌』とは祖が同じとされる。
- 詠唱
- リヒャルト・ワーグナーの舞台神聖祝典劇 『パルジファル』第3幕の台詞。
- 聖槍によって致命的な傷痕を付けられたアンフォルタス王が死を渇望して言うセリフ。
まさにマキナ
関連項目
- 人世界・終焉変生の能力分類。
- 人世界・終焉変生の能力位階。
- 次回作に登場する人世界・終焉変生。
- こちらは天魔・夜刀の軍勢変生で神格級まで強化されている。
引用元