無間黒肚処地獄
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無間黒肚処地獄 | |
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作品名 | 神咒神威神楽 |
分類 | 能力 |
使用者 | 天魔・大獄 |
使用者(ネタばれ防止) | ミハイル・ヴィットマン |
作中体系 | 太極 |
能力について
強制終幕
- あらゆる物事を終わりの状態まで強制的に移行させる
- 終幕対象は物理・エネルギー・概念を問わない。
- 強制終幕を防げるのは以下の三つのみ
その理は死の塊。何も複雑な事はなく、彼の両拳に触れたものは一撃 の下に粉砕される。それは単なる破壊ではなく、物事の歴史を終焉させ る所業。すなわち、万象には発生と同時に終わりがあり、開始の幕が上がっ ている物語なら幕を下ろすことで強制的に終わらせる極点移動。言わば ご都合主義の具現である。 ゆえにこれは物理破壊のみならず、僅かでも歴史という時間が流れた概 念総てに及ぶため、大獄の拳を受けて無事でいられるのは以下のものだけ。 すなわち、穢土のように発生から時間の停止した存在か。大獄と同質の 死そのものである存在か。あるいは単に、彼ら天魔の源である夜刀の法 を強度で上回る存在か。この三つである。
- 死後に死を殺すことで蘇生する
- 使用者を殺すには天魔・夜刀を上回る存在である必要がある。
夜行が破滅を体得することでこの地獄に適応したように。大 獄もまた、死界においてその形を失わない。 終わりに終わりを浴びせようと、止まったままに動き出すだ けなのだ。
死想流出
- 頭部から至高の死が流れ出す
- 斬首された頭部を見た場合、天魔・夜刀を上回る存在でなければ死ぬ。
- 本来ならば発動に咒が必要だが、頭部がないことから代わりに甲冑が砕ける音が咒の詠唱となる。
その願いは在りし日の夜刀によって叶えられ、魂を燃焼し尽くす戦いの 果てに求めた極点に到達した。斬首された頭部はその証であり、彼の誇り。 大獄が何よりも奉ずる究極の死そのものであるため、甲冑の下にあるそ れを見たが最後、前述した三つの例外のうち二つまでが無視される。す なわち、大獄に至高の死を与えた夜刀を上回る者でなければ回避不能。 空しく亡ぶのみである。
異界内部
- 硝子の閾で覆われた暗闇の砂漠
- 砂漠に足をつければ生命を失う。
- 太極位階ですらない者が足をつければ即死する。
眼下を埋め尽くす暗闇の砂漠は、等しく死の属性を帯びてい た。 実際にこうして直立しているだけでも、夜行は生命力を失っ ていく。まだ太極に至っている彼だからこそ、その程度で済ん でいるのだ。 仮にここへ弱卒が紛れたならば、踵が接地した瞬間に物言わ ぬ屍となっただろう。
- 死ねば砂となる世界。
- 死を殺しても砂が消えることはない。
刹那、生命を砕かれ砂と成る。 肉片でなく世界に敷き詰められた砂塵へと。死人の末路へ 成り果てて、ここを満たす死の一つへと堕ちていく。
使用者との関連性
太極の基となった渇望
- 美しい形(死)に留めておきたい
- 唯一無二の至高の死の姿で終わりたいという渇望。
- 天魔・夜刀は不変に留め、天魔・大獄はその形で終らせることを渇望した。
「美しき姿に留めておきたい」 大獄と夜刀が願う渇望の原点はそれだ。素晴らしいと感じる がために、綺麗なまま終わらせるか、輝きを不変にしたいと願 うかの違いだけ。
その他
元ネタ
- 黒肚処地獄
- 無間地獄に属する十六辺地獄のひとつ。
- 仏に属する物品を喰ったり自分のものとした者たちが落ちる地獄。
- 罪人たちは自分の肉を喰らうほど飢え渇き、さらに、黒い腹の蛇が罪人を足の甲から喰う。
- 喰われた部分は何度でも再生する。
関連項目
- 無間黒肚処地獄の能力位階。
- 無間黒肚処地獄同様に死の色を帯びた太極。
- ただし無間黒肚処地獄と違い、殺す方に渇望が向いている。
引用元