闇(神座万象シリーズ)
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闇(神座万象シリーズ) | |
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作品名 | Dies irae |
分類 | 能力 |
使用者 | ルードヴィッヒ・ヴァン・ローゼンクランツ(= メトシェラ) |
作中体系 | 精霊? |
存在について
- 神座万象シリーズのCategory:Dies iraeに登場する存在。
- 神の一柱だが求道とも覇道とも異なる。
- 闇の概念を持つ万象を支配する闇の神。
技の詠唱一覧
※以下の詠唱は作中では楔型文字らしき文字を使用しており、一度もローマ字で表記されていない。
闇の牙
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Gloria virtutem tamquam umbra sequitur. |
闇の牢獄
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Nihili est qui nihil amat. |
時間加速
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Initium sapientiae cognitio sui ipsius. Nihil difficile amanti. |
闇の極光
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Fortes fortuna adjuvat. Magna voluisse magnum. |
来歴
- 第四天の開闢初期に誕生した闇の眷族神
- 年月と共に神秘が薄れ、遂には最後の神秘となった。
結果、魔術は凄まじい効果を発揮し、空飛ぶ宮殿や幻想の獣、擬人化された自然すらをも発生させた。 稲妻の戦神、大地の母神、風神、水神、火神や、そして闇といった……
戦闘能力
変身
- 闇の属性を持つ存在に変身できる
- 作中では吸血鬼やナハツェーラーに変身している。
- ただし完全に成りきれるわけではない。
「近く感じる概念を知り、真似事を試みたことも過去にある。たとえば血を吸 い、下等生物を吐き、土に眠る影這う者。早すぎた埋葬。動く屍のような。 それらしく振舞うことは出来るものの、総じて空虚な経験だった。被りたい と思う皮ではないし、事実被れん。 私は私の纏うべき衣を知らない」
カチンの怪異
- メトシェラが闇の眷属である吸血鬼に変身した姿
- 大地に眠り満月の夜に活発になる。
- 雨を通じて地下と地上が繋がった時に栄養補給のために手足となる死者を動かして生者を喰らわせる。
「(中略)要はあの地に大量の血がばら撒かれ、それに呼応した屍の山が築か れていたということだ」 「結果、眠っていた古い神秘の目を覚ますことになる。流れた血河は大地に染 み込み、ソレの寝所へ到達したのだ」 「結ばれた“下と上”の繋がりは、以降、月が満ちる夜に雨が降ることで駆動す るようになったのだろう。カチンの犠牲者たちは動く死者となり、新たな死者 を求めて彷徨い歩く。そうした術式に組み込まれたのだ」
- 生者を求めて死者が動き回る怪異
- 神秘で動く死者であるため神秘なくして滅ぼす事は不可能。
真っ当な攻撃をいくらぶつけたところで、この死体どもは死んじゃくれない。 たとえ爪や歯の一欠片になったところで、蟲のように這いずりながら迫るだろ うし、復活する。
闇の肉体
- 誕生初期~物語までの日数×世界の半分の耐久値を有する
- 体積(?)的には世界にある暗闇の分しか無いが削りきることはほぼ不可能。
- 任意の日数分の闇を固める、切り離すこと可能。
総体規模が巨大すぎる。重ねた歴史が深すぎる。つまり圧倒的な火力不足だ。 しかし、だからといってシュライバーを非力と断ずることは出来ないだろう。 たとえ一夜の闇であろうと、その大きさは世界の半分。それが那由他の年月 に重なっているのがメトシェラなのだ。
暗部流出
- エイヴィヒカイトの使い手すら把握出来ない暗黒領域の生成
- 踏み入れても地面の感触が無く、天地前後左右が分からない。
- 仲間同士の魂の感知も遮断される。
踏み出した足が空を切る。驚愕はしたものの、落下の感覚がないことから落と し穴じゃないと瞬時に悟った。 しかし足の裏に大地の感触はまるでなく、さらに言うなら何も見えない
- 心の闇を見せられる
- 逆に心の闇自体が生きる支えとなっている者では解決したところで背骨を抜いたも同然の状態に陥りかねない。
ここは終始一貫して闇のままだ。心の、魂の、人間が持つ暗い部分。その概念 が具現化されているのだろう。 そう考えれば、なかなかよく出来た防衛手段と言える。侵入者は、己が持つ 心の闇になんらかの決着をつけない限り、おそらくここから出られない。
- 正体は大量の下等生物
- 鼠や蝙蝠など吸血鬼の使い魔といえる小動物で構成されている。
万じゃきかねえ、夥しい数の小動物。暗がりに生きるそれらが、雪崩をうって退却していく。 つまり、さっきまで闇を形作っていたのはコレだったのか。
陰陽崩壊
- 闇の領域を自由に移動させる
- 地球の公転上、朝を迎えていない領域から闇が失われ、陰陽が崩壊して消滅する。
結果、ルートヴィヒが意図して力を揮いつつ、自儘な移動を続ければどうな るか。答えは至極簡単だった。 本来、まだ朝が来るべきではない領域から、闇のすべてが剥ぎ取られる。そ こは陰陽どちらでもない虚無と化し、すなわち消滅してしまうのだ。
闇の牙
- 己の闇に「食らう」という属性を付随させて牙として放つ
- 闇=捕食者という人間の勝手なイメージを押し付けられたために得た属性。
闇を忌まわしき存在と定義したのは人間だ。本能的な恐怖の対象だからこそ、 同様におぞましいものを表す代名詞となっている。 戦乱然り、災害然り、狂気然り、死も然り。 すべて悪しきことで、脅威となるもの。人類に対する捕食者の概念とすら 言っていい。 ゆえに、ルートヴィヒは人を貪る事象の塊だった。精神的にも物理的にも、 殺す手段は無限に近くそろえている。
闇の牢獄
- 捕食する闇を切り離して対象を球状に覆い潰す
- 対象は闇に覆われて閉じ込められ、天地前後区別出来ないまま闇に潰されないように抗い続けなければならない。
- 破壊力はあっても手数が足りない者を封じ込めるのに有効な技。
単純に考えて、五十万発ものデウス・エクス・マキナを撃たねばならない。 しかも、自らを押し潰そうとする暗黒の領域でたった一人、天地前後も分から ぬままでだ。
時間加速
- 一夜一夜を高速で回して範囲内の時間を加速させる
- 老朽化が進み肉体や物質が崩壊する。
- 時間加速に気づけば人間の場合、魂が自壊衝動を引き起こす。
- ターゲットを絞ることが可能。
「左様、メトシェラが歩んできた夜を高速で回している。あまりに速すぎるた め自覚するのは難しいが、身体は常に正直だ。風化が始まっているのだよ。
その他
元ネタ
- Gloria virtutem tamquam umbra sequitur.
- ラテン語格言で「栄光は影のように付き従う」という意味。
- Nihili est qui nihil amat.
- ラテン語の格言で「愛さない者に価値はない」という意味。
- 喜劇『ペルシア人』に登場するティトゥス・マッキウス・プラウトゥスの言葉
- Initium sapientiae cognitio sui ipsius.
- ラテン語の格言で「自分自身を知ることが知恵の始まりである」という意味。
- Nihil difficile amanti.
- ラテン語の格言で「愛する者には何事も不可能ではない」という意味。
- キケロー(マルクス・トゥッリウス・キケロー)の『弁論家について』で登場する言葉
- Fortes fortuna adjuvat.
- ラテン語の格言で「運命は強い者を助ける」という意味。
- 『ポルミオ』に登場するプビリウス・テレンティウス・アフェルの言葉
- Magna voluisse magnum.
- ラテン語の格言で「偉大なことを欲したということが偉大である」という意味。
関連項目
- 闇の眷族神を生み出した大元。第四神座。
- 光。これの前には道を譲る。
引用元
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC
- ↑ Dies irae 〜Interview with Kaziklu Bey〜 . Light, 2016. PC