光輝なる絶対王剣
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光輝なる絶対王剣 | |
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読み | アクワルタ・ジャムシード |
作品名 | 黒白のアヴェスター |
分類 | 能力 |
使用者 | スィリオス |
作中体系 | 戒律 |
能力についての詳細
概要
誓約
- ウォフ・マナフの端末として聖王領の義者を全て記憶し続ける
- 人間に限らず植物や動物も全て記憶する。
- 死んだ者は覚える必要はない。
- 人であれば容姿や名前も記憶する対象に含まれる。
ウォフ・マナフが宿った星に生きるすべての者たち……虫も草花も例外なく、彼らの生 涯を残らずスィリオスは記憶していた。相手が人なら容姿はもちろん、個人個人の名前に 至るまで完璧に。
絶対強制権
- 記憶した者たちの絶対強制権を得る
- 生殺与奪すら可能で自力を得るために力を奪い取ることも可能。
スィリオスの初手により意識を奪われたためではなかった。事実として彼らは皆、地 面に激突する前から絶命している。ある種の鳥は眠りながらも飛行を続けることが可能で、 ウォフ・マナフと親和性が強い有翼種は例外なくその特性を持っていたのに── まるでそれは取り立てだった。いま激戦の最中に在る聖王が、本来払うべきものを肩代 わりしたかのようで……不吉な光景がフェルドウスの前に顕れ始めた。
使用者との関連性
聖王
- 代々の聖王が受け継いできた戒律
- ジャムシードという聖剣を岩から抜くことでウォフ・マナフの代行としての戒律を持たされる。
- 人間の限界を超えた情報量のため大抵が狂死や廃人となり、自我を保った聖王は少ない。
「そういうことだ。まだ互選の段階にも入っていないが、放っておけばナーキッドがあの 戒律を背負う羽目になるだろう。ウォフ・マナフが知るすべての義者を記憶し続けねばな らんなど、有り体に酷すぎる」
その他
元ネタ
- アクワルタ(アヴェスター語:axvarətəm 、akhvarta)
- アヴェスター語で「光り輝く」という意味の語。
- 神々やその乗り物、王権の象徴である光輪(アヴェスター語:xvarənō,khvarenah )を修飾するのによく使われる。
- イマ(アヴェスター語:Yima)、
ジャムシード(ペルシア語:Jamshīd)
- イマ(アヴェスター語:Yima)、
- ゾロアスター教の神話に登場する人物。
- インド神話ではヤマ(閻魔)に相当する。またイランではソロモン王に匹敵、あるいは同一視される。
- サンハワークとアルナワークという二人の娘を持つ。
- 名前の由来はジャムは「大地」を、シードは「王」を意味するxshaetaの転訛を合わせたもの。近世ペルシア文学では「光り輝く」とも訳されている。
- イラン最古の王朝であるベーシュダード王朝の王の一人。
- 神話においてアフラ・マズダーが最初に語りかけた人間とされている。(『ウィーデーウ・ダート』)
- イマは「教えを広めよ」という神の言葉を「自分はそのために創造されたのではない」と拒否したが、
- 「庶類を繁栄させよ」という言葉には従ったので、神から王権を象徴する黄金の矢と黄金で飾られた鞭を与えられた。
- 「カウィの光輪」もアフラ・マズダーから与えられていたため飲食物が不足せず、人間も獣も死なず、水も植物も枯れることがなかったという。
- 彼の治世で国民は暑さや寒さ、老いなどの死から逃れ、ダエーワがもたらす嫉妬に人々が苦しめられることもなかった。
- そしてアナーヒターを祀り、ダエーワすらも統べる最高の支配者となって富や繁栄を得るという願いを叶えられた。
- (『アルドウィー=スール・ヤシュト』)
- しかしイマ王が邪念にとらわれると光輪は大鴉の姿になって飛び去り、それを見たイマは悲しみ歎くあまり錯乱して地に伏した。
- イマは豊穣を実現させたため、現実で旱魃が起こった際には彼のフラワシが勧請されるようになった。
関連項目
光輝なる絶対王剣の能力分類。
引用元