昇華無神楽土
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昇華無神楽土 | |
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読み | パラダイスロスト |
作品名 | 黒白のアヴェスター |
分類 | 能力 |
使用者 | スィリオス |
作中体系 | 開闢の法 |
能力について
- 神座万象シリーズの黒白のアヴェスターに登場する能力。
- 神となる覇道の一つ。
- 使用者の不変から生じた覇道の形。
- 不変なる無価値から生じた未完成の覇道は全てを白痴に変える理とそれを否定する無価値の炎を生み出す。
- 不変なる優しさ、善性から生じた真の覇道は全ての人に自分が尊いと感じたを大事にさせ神座より解脱させる理。
不完全な覇道Ver
白痴の理
- 全てを白痴の存在に変える無価値の法
- 己にとって“無価値な存在”を作る法則。
勢いに流されているといっても、限度というものがあるだろう。よってこのとき、当初 から不可思議だった熱狂に対する答えは出ていた。 自分の命も他者の命も顧みず、ただ痴れるばかりの恥知らずたち。これも理を超えた異 常であり、世界の法則を歪ませている。 その発生源が、スィリオスだとしたならば……
無価値の炎
- 全ての存在を無価値と否定する腐滅の炎
- 白色は「無垢で清らか」を「曖昧で薄弱」な無価値と解釈した力。
- この白い炎に侵されて癒す術は存在しない。
- 妻への愛によって未だ不完全ゆえに物体のみを腐らせる程度に留まっている。
- 後世でも最強の力として受け継がれた。
髪がぼろぼろと腐りながら崩れていった。恐るべき速さで迫る腐敗の侵攻から逃れるた め根ごと引き抜いて事なきを得たが、もう一歩でも遅かったら終わっていたに違いない。 白は無価値と言ってのける腐滅の炎。これがスィリオス様の体現する心象なら、既存の 方法で立ち向かうのは不可能に思える。
真の覇道
素朴な幸せを信仰する無神の法
- 神の支配から解放される世界の創造
- 幸せで素朴な日常を与え、人々は内にある幸せで素朴な日常を信仰する(己の内に神を作る)。
人は誰しも老いて朽ちるが、そこで終わってしまう幻に非ず。不変なるままに残る光を 継いでいけば、たとえ何度間違っても立ち上がれるし前に進める。 スィリオスはその概念を体現する新世界の法則になろうとしていた。つまり彼と向き合 った者は皆、胸の奥にある幼き自分を掘り起こされる。ほんの些細なことで心から笑えた あの頃に――ナーキッドといえども例外ではない。
回春
- 魂が若年特有の純な属性を帯びる
- 肉体の方も追随して若返る。
空の青さ、風の涼しさ。仲間と夕日を追って走った記憶や、囲んだ食卓の賑やかさと暖 かみ……ありふれたなんということもない日常を守り抜く。知らぬならば与えてみせる。 期する想いはそれだけで、むき出しとなった彼の魂がこの姿をしているのだ。 すなわち少年の夢──素朴でちっぽけな幸せこそもっとも尊いと信じる祈りが、若く純 な属性を帯びるのは至極当然の話と言えよう。
使用者との関連性
不変なる善性
- 少年時代から変わらぬ優しさを持ち続けた
- 善教ではなく己の価値観で生きていた。
- 親友によって愛を奪われて不完全な覇道となったが自力で取り戻した。
何もかもが虚構に満ちた世の中で、兄だけは“本物”の人間だった。自分で考え、選択 し、己の価値観を生きていた。 誰も泣かずに済む未来を創りたいと──無知で蒙昧で陳腐な善を尊んで。 流転する言葉遊びめいたものではなく、真の意味で不変なる優しさを抱いていた。
その他
元ネタ
- 失楽園、楽園追放(英:paradise lost)
- 旧約聖書『創世記』第3章、あるいはそれを題材にミルトンが作成した叙事詩。
- アダムとイヴが、蛇に変身したサタンに唆されて神に禁じられた「善悪の知識の木」を食べてしまい、
- その咎でエデンの園を追放される話。
- その話の中でかつて天国で起きたサタンの反乱、さらに前の天地創造の話も出る。
- 神は禁断の果実を食べた二人を罰するために御子を遣わし、御子は、蛇、イヴ、アダム、サタンたち悪魔に罰を与える。
- そしてアダムとイブは楽園を追放される。
関連項目
- 能力を発現した使用者の種族分類。
引用元