最愛なる天則
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最愛なる天則 | |
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読み | フヴァエトヴァダタ |
作品名 | 黒白のアヴェスター |
分類 | 能力 |
使用者 | マシュヤーナ |
作中体系 | 戒律 |
能力について
誓約
- 相手から受けたものを同質同量で返さなくてはならない
- どんなにとるに足らない相手から受けた些細な攻撃でも同一に返さねばならない。
- 誓約ではあるが本人としては無視されないための戒律であるため大して苦痛にならない。
攻撃反射
- 受けた攻撃を完全な形で反射する
- ただし使用者をしっかり見ていない相手ならば不発となる。
鏡──すなわち一種の模倣によるカウンターこそがマシュヤーナの戒律だとインセスト は言っていた。不浄不動に敵意を向ければ、同質同量の想いが刃となって跳ね返る。曰く すれ違いたくないから。一方通行は虚しいから。
使用者との関連性
長い孤独から生じた戒律
- 不実なものには完全に反射しない通常の反撃となってしまう
- ズルワーンに裏切られたことで他者へ要求する真摯さ、一途さが重いため。
- マシュヤーナを通過点や寄り道、遊び相手程度に見ている存在は不実判定。
- 世界で自分だけを見てくれる番を相手にしたときに完全な反射が可能になる。
世界で自分一人だけを見てくれるような、ある種狂的なまでの想いでなければ完璧な形 で跳ね返すことはできなかった。よって基準に満たぬ輩へは、画一的な応報行為しか取れ なくなる。
その他
元ネタ
- フヴァエトヴァダタ(ペルシャ語:Xᵛaētuuadaθa)、クワェード・ダフ(パフラヴィー語:Xwēdōdah)
- 最近親婚(親子又は兄妹姉弟間の結婚)のこと。ゾロアスター教で最も徳のある行為の一つとされる。
- 最近親婚は、7つの善行の2番目として、ゾロアスターの人間への10の戒めの8番目として、天国に至るための33の道の9番目として位置付けられている。
- 聖典『アヴェスター』のヤスナ第12章には信条告白として善神アフラ・マズダーとザラスシュトラの教えは
- 「馬具を外し、武器を下ろさせ、義なる近親婚を称揚する最も偉大で最も優美なるもの」と表現されている。
- 『メーノーグ・イー・フラド』では、最近親婚の破棄が善人の殺害と並ぶ重罪の一つとしている。
- 神話において人類最初の男女はマシュヤグとマシュヤーナグの兄妹で、この二人がフヴァエトヴァダタしたことで人類が繁栄したとされている。
関連項目
- 最愛なる天則の能力分類。
引用元