焦熱世界・激痛の剣
焦熱世界・激痛の剣 | |
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読み | ムスペルヘイム・レーヴァテイン |
作品名 | Dies irae |
分類 | 能力 |
使用者 |
エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ、 ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ=メフィストフェレス |
作中体系 | エイヴィヒカイト |
外国語表記 | 独表記:Muspellzheimr Lævateinn |
能力について
- 神座万象シリーズのDies iraeに登場する能力。
- 位階は"創造"。発現は覇道型。
- 出口のない世界を展開して内部を焼き尽くす能力。
- また、第二次世界大戦時は雑魚を露払い・一掃するために命中するまでどこまでも広がる爆炎
- という余技として発動させている。
旧詠唱
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Was gleicht wohl auf Erden dem Jägervergnügen
Wenn Wälder und Felsen uns hallend umfangen,
Diana ist kundig, die Nacht zu erhellen,
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真詠唱
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Echter als er schwür keiner Eide; treuer als er hielt keiner Verträge; lautrer als er liebte kein andrer:
So - werf' ich den Brand in Walhalls prangende Burg.
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ラインハルト詠唱
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我は輝きに焼かれるもの。届かぬ星を追い続ける者。
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余技
無限規模の爆炎
- 命中するまで着弾時の爆心が広がり続ける
- 戦争用の枷として露払い用に編み出した能力。
「無限に広がり続ける爆心だと? ああ、そんなものも確かにあったな。 あれは戦争用の制約にすぎん」 広域を巻き込み都市規模の破壊を起こす戦略兵器。戦時中はそれが求めら れたからそうなっただけのこと。 だが本来、ヴィッテンブルグの家門は勇武を重んじる騎士である。 誉は決闘。一対一。しょせん広がり続ける爆心などは、取るに足らぬ雑 兵連れを払うための余技でしかない。
真の能力
必中する焦熱世界
- 出口のない焦熱世界での全範囲攻撃
- 溶鉱炉の如く燃やし溶かし沸騰させる熱風が舞う世界。
- 閉じた世界内に業火を放つことで回避不可能=必中の攻撃となる。
魔城の景観は一変し、対峙する二人を残して周囲は赤き灼熱の国へと変じ ていた。 ここはまるで溶鉱炉。あらゆるものが溶けて燃え、沸騰して熱風と化す。 出口などない。避難場所もない。地平線すら揺らぐ広大な空間であるにも 拘わらず、まるでトンネルのような閉塞感に満ち満ちている。 (中略) エレオノーレの遥か後方、煮え滾る獄炎の壁が火砕流のごとく迫ってく る。
- 砲筒状の閉塞感を与える
- 自身の聖遺物である極大火砲・狩猟の魔王の砲筒内部と同じ形状の世界。
それで、ベアトリスは理解した。 (中略) ドーラ列車砲“狩りの魔王”——800mmの砲弾が走り抜け、長さ30メートル にも達する怪物の口中に呑まれたことを。
そして放たれる獄炎の砲弾——同時にムスペルヘイムの燃焼は極限に達 し、マキナでさえ咄嗟に払えない密度で燃え上がる。間一髪回避したシュラ イバーすら、着弾と共に弾ける焔からは逃げられない。 いま、方陣直下の限定した空間内で、核に等しい熱量が爆発した。
偽神化
- ラインハルト・ハイドリヒの流出によって神格まで引き上げられた焦熱世界・激痛の剣
- 超新星爆発とせめぎ合える火砲を発射する。
再度紡がれる異次元の言語。それはおそらく、この男がまだ人であったと き、別の“座”が存在した時空で使用されていたものなのだろう。 すなわち旧神を滅却した業に他ならない。ラインハルトが“それ”と同 等以下ならば、間違いなく死に至る。 (中略) 「Muspellzheimr Lævateinn」 ぶつかり合う業火と業火。規模の桁は遥かに違うが、しかし彼女には愛が ある。主を思う忠がある。 ただ燃やし尽くされるだけの雑魂などでは断じてない。
使用者との関連性
創造の基となった渇望
- 輝かしいものに焼かれていたい
- 永劫に恋い焦がれた者を追って焼かれ続けたいという渇望。
追いかける側の人間とはベアトリスが言ったことだが、それはエレオノー レにも言えることだ。 思考の黄金に焦がれ、狂い、その輝きに永劫焼かれ続けることを渇望し た。 逃げる気などない。引き返す気もない。何処までも果てまでも追い続け、 何時までも永久までも焼かれていたい。
その他
元ネタ
- ムスペルヘイム(Muspellzheimr)
- 北欧神話に登場する世界。炎に包まれた巨人の世界。
- レーヴァテイン(古ノルド:Lævateinn)
- 北欧神話に登場する剣(槍、杖とも)。
- 雄鶏ヴィゾーヴニルを殺す事が出来る唯一の武器だが、この武器を手に入れるために雄鶏ヴィゾーヴニルを殺して
- 尾羽を手に入れなければならないという堂々巡りの武器。
- 詠唱(余技)
- カール・マリア・フォン・ウェーバーのオペラ『魔弾の射手』の第3幕6場 第15番 "狩人の合唱「狩人の喜びは」"の歌詞。
- ちなみに最後のDie Bewunderung der Jugendは魔弾の射手には存在しない。だれか情報求ム
- 詠唱(真)
- リカルト・ワーグナーの戯曲『神々の黄昏』の台詞。
- ブリュンヒルデがジークフリートの死後に炎で黄金の穢れを払い、ヴァルハラを焼き尽くすシーンの台詞。
関連項目
- 焦熱世界・激痛の剣の能力分類。
- 焦熱世界・激痛の剣の能力位階。
- 焦熱世界・激痛の剣を発動させる聖遺物
引用元
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows