生活続命の法
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生活続命の法 | |
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読み | しょうかつじょくみょうのほう |
作品名 | Fate |
分類 | 術技 |
使用者 |
|
作中体系 | 魔術 |
術技について
- 奈須きのこ作品のFateシリーズに登場する術技。
- 詳細は不明だが生命の復活を成し遂げる秘術
- 元は伯道上人の秘術であり、『安倍晴明物語』では安倍晴明が使用した。
- 作中ではアルターエゴ・リンボが魔改造して使用し、'無限にある式神に自分をコピペして自分と同等の存在を動かし続ける魔術となっていた'。
- 要は死んでも別の体、同じ能力で復活する魔術。また類似魔術が複数あるため紹介する。
スキル『黒き命』について
疑似不死
- 式神に自分の存在を転写して遠隔で動かす
- 式神の数は無数あり何体殺されても違う式神にコピペされて復活する。
- 隠蔽に隠蔽を重ねて術式を破らせない工夫が施されている。
無数の式神に己を転写して命永らえる、 まがい物の生活続命、此処で終わりと心得なさい。
欠点
- 式神間の知識が共有されない
- 他の式神が知ったものを知ることができない。
- 本体を経由して知る必要がある。
ここにいる君は、 リンボが空想樹の監視用に残した式神だが…… その式神と本体を結ぶ糸が断たれている。 君は文字通り、リンボの最後の分身になるだろう。
- 輪廻転生の対抗魔術に通じる
- 転生批判などの転生を否定・終結する術で破られる。
本来、漏尽通は自己の輪廻を終えるものだけれど、 他人通を介して今回ばかりはアナタにあげるわ。
使用者との関連性
自身の悪性情報変換・術式化
拙僧の人格も精神も、既に術式化して久しい! ゆえ、式神を己が分け身とすることも可能! まァ色々とあって残るは本体のみですが…… ……今や、本体さえ、上位の術式程度に過ぎませぬ。
- 本来は蘇生スキル
- 安倍晴明の師にあたる伯道上人の秘術を密かに修めていた。
- キャスター・リンボとしてチェルノボーグの力と合わさり「黒き命」というスキルになった。
英霊・蘆屋道満が本来所持していた『生活続命法(しょうかつじょくみょうのほう)』スキル、生命の復活を成し遂げる秘 術、およびスラヴの黒き神チェルノボーグの力が合わさったスキル。 生活続命法は伯道上人の秘術であり、『安倍晴明物語』では安倍晴明が使用したものだが、サーヴァントとしての蘆屋道 満はこれを密かに修め、ねじ曲げた。自己のすべてを悪性情報へと変換し、自分自身を情報としてコピー&増殖し続 けることで、実質的な不死をもたらす邪法としたのである。
類似魔術
蒼崎 橙子の「蒼崎 橙子」
- 自分が死ぬと自分と全く同じ人形が起動する
- 一体しか動けないが前の人形と知識・記憶は繋がっている。
蒼崎橙子は人形師だ。私は何年か前、ある実験の 過程で自身と寸分違わぬ人形を作り上げた。自分以 上の能力を持つわけでもなく、自分以下でもないま ったく同一の性能をもった器だ。それを見てね、蒼 崎橙子は思ったんだ。これがあるのなら、今の自分 は必要ないんじゃないか、とね」
ダリウス・エインズワースの置換魔術
- 子孫が自分へ“置換”される
- 家系が存続する限り存在し続けるが完全な転写ではなく、一部が欠損してしまう。
- 数代で元のダリウスとは異なる人格・思想に変異してしまった。
- 血筋が絶えないように当代のダリウスが子を作らせる。
張角の尸解仙
- 死ぬ代わりに魔力を消費せずに自分の分身を生み出し続ける
- マスターからの魔力供給を見込めない代わりに本体が無事な間は分身を生み出し続ける。
- 分身が自分は分身であると自覚すると自己崩壊するため忘れている。
尸解仙、 そう呼ばれる領域の存在なんだとか。 ただし、死体である以上マスターからの 魔力供給が果たされていない。 そこで、やむなく張角は自身の分身を生み出し、 同時に分身である自覚を忘れさせることにした。 分身である自覚を持てば、 自己が喪失し、消滅の危機に陥るからネ。
- 欠点がいくつも存在する
- 分身がやられて次の分身が出ても記憶が引き継がれていない。
- 陣営や敵味方のことは覚えていたのでセーブポイントが存在すると思われる。
- 本体が完全に無防備かつ強さが固定される。
- 本体を攻撃されたら終わり。
- 分身は自分を分身と認識していないため本体への攻撃を防がない。
- 本体を攻撃されたら終わり。
だが、もう終わりだ。 彼は分身を作る代償に、 己の本体をシステム化してしまった。 自己防衛もできない、自己進化もできない、 ただの―――
その他
元ネタ
- 生活続命の法
- 『安倍晴明物語』などに登場する蘇生の術。
- 蘆屋道満に殺されて亡骸を引き裂かれ一条小橋の下に埋められた安倍晴明を伯道上人が蘇らせる際に使用したという術。
- 安倍晴明はバラバラの白骨から蘇ったという。
- 尸解仙
- 道教における仙人の一種。
- 『抱朴子』には死んだ後蝉が脱皮するように変ずると尸解仙になるとされている。
- 尸解仙は後日その死骸を取り戻しにくる。そのため棺などから死骸は消失するとされる。
- 生身のままでは仙人になれていない尸解仙は仙人の三分類のうち、最も下の「下士」とされる
- 尸解仙になるには己の肉体以外のものを尸(屍)に見立てて仙人と成る。これを尸解という。
- 道教書『雲笈七籤』においては刀剣を用いた尸解を上尸解、竹木を用いた尸解を下尸解としている。
引用元
- ↑ Fate/Grand Order 星間都市山脈オリュンポス 第20章
- ↑ Fate/Grand Order 星間都市山脈オリュンポス 第23章
- ↑ Fate/Grand Order 星間都市山脈オリュンポス 第20章
- ↑ Fate/Grand Order 平安京地獄界曼荼羅 第十三幕
- ↑ Fate/Grand Order materialXII.TYPE-MOON,2023, P7
- ↑ 奈須きのこ.空の境界 the Garden of sinners 下.講談社.2007
- ↑ Fate/Grand Order 死想顕現界域トラオム 第22節
- ↑ Fate/Grand Order 死想顕現界域トラオム 第22節