「拷問城の食人影」の版間の差分

提供:ファンタジー能力Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
編集の要約なし
編集の要約なし
タグ: 差し戻し済み
1行目: 1行目:
{{基本情報
{{基本情報
| 読み = チェイテ・ハンガリア・ナハツェーラー
| 作品名 = 神咒神威神楽
| 作品名 = Dies irae
| 分類 = 能力
| 分類 = 能力
| 使用者 = ルサルカ・シュヴェーゲリン、<br>ラインハルト・トリスタン・オイゲン・ハイドリヒ=メフィストフェレス
| 使用者 = 御門 龍明
| 作中体系 = [[エイヴィヒカイト]]
| 使用者(ネタばれ防止) = <span style="color:white;">エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ=ザミエル・ツェンタウァ</span >
| 外国語表記 = ドイツ表記:''Csejte Ungarn Nachatzehrer''
| 作中体系 = [[太極(神咒神威神楽)|太極]]
}}
}}
== 能力について ==
== 能力について ==
=== 概要 ===
=== 概要 ===
:[[神座万象シリーズ/能力・武器・術技|神座万象シリーズ]]に登場する能力。
:[[神座万象シリーズ/能力・武器・術技|神座万象シリーズ]]に登場する能力。
:位階は[[創造(Dies irae)|"創造"]]。発現は覇道型。
:'''炎で周囲を灼き払う'''。
:能力は'''影に触れたものを動かなくする不動縛、使い魔の[[食人影(Dies irae)|食人影]]と組み合わせて使う'''。
:[[無間等活地獄|天魔・紅葉の屍兵団]]を総て焼き払えるため位階は[[太極(神座万象シリーズ)|太極]]以上。
:ラインハルトが使用する場合は、槍の影が同様に殺到する。なお、同じ能力なのでラインハルトの拷問城の食人影は割愛する。


{{Collapse top|margin-left=0|bg=#CB0091|b-color=#CB0091|1=詠唱|width=60%}}
{{Collapse top|margin-left=0|1=焔の剣壁の詠唱|width=60%}}
 
{{Chant| |さらば 輝かしき我が子よ}}
{{Chant|ものみな眠るさ夜中に|In der Nacht, wo alles schläft}}
{{Chant| |ならば如何なる花嫁にも劣らぬよう 最愛の炎を汝に贈ろう}}
{{Chant|水底を離るることぞうれしけれ|Wie schön, den Meeresboden zu verlassen.}}
{{Chant| |我が槍を恐れるならば この炎を越すこと許さぬ}}
 
 
{{Chant|水のおもてを頭もて、|Ich hebe den Kopf über das Wasser,}}
{{Chant|波立て遊ぶぞたのしけれ|Welch Freude, das Spiel der Wasserwellen}}
 
 
{{Chant|澄める大気をふるわせて、互に高く呼びかわし|Durch die nun zerbrochene Stille, Rufen wir unsere Namen}}
{{Chant|緑なす濡れ髪うちふるい|Pechschwarzes Haar wirbelt im Wind}}
{{Chant|乾かし遊ぶぞたのしけれ|Welch Freude, sie trocknen zu sehen.}}
 
 
{{Chant|創造|Briah}}――{{Chant|拷問城の食人影|Csejte Ungarn Nachatzehrer}}
{{Collapse bottom}}
{{Collapse bottom}}


{{Collapse top|margin-left=0|bg=Gold|b-color=Gold|1=ラインハルト詠唱|width=60%}}
{{Collapse top|margin-left=0|1=詠唱|width=60%}}
{{Chant| |この身は悠久を生きし者。ゆえに誰もが我を置き去り先に行く}}
{{Chant| |彼ほど真実に誓いを守った者はなく 彼ほど誠実に契約を守った者もなく 彼ほど純粋に人を愛した者はいない}}
{{Chant| |追い縋りたいが追いつけない。}}
{{Chant| |だが彼ほど総べての誓いと総べての契約総べての愛を裏切った者もまたいない 汝ら それが理解できるか}}
{{Chant| |才は届かず、生の瞬間が異なる差を埋めたいと願う。}}
{{Chant| |我を焦がすこの炎が 総べての穢れと総べての不浄を祓い清める}}
{{Chant| |ゆえに足を引くのだ}}――{{Chant| |水底の魔性}}
{{Chant| |祓いを及ぼし 穢れを流し 熔かし解放して尊きものへの至高の黄金として輝かせよう}}
{{Chant| |波立て遊べよ}}――{{Chant|Csejte Ungarn Nachtzehre|拷問城の食人影}}
{{Chant| |すでに神々の黄昏は始まったゆえに 我はこの荘厳なるヴァルハラを燃やし尽くす者となる}}
{{Collapse bottom}}
{{Collapse bottom}}
===発動時の形容===
;髪の色が赤くなる
:元々赤いが輝度が上がって少し薄くなる。
:{{Blockquote|text=<pre>月と同じ色をした長髪が翻り、闇に踊った。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|DI}}</ref>}}
===不動縛===
;*影に触れたものを停止させる
:一個大隊をまとめて屠れる規模を有する。
:爆発や電流といった化学反応もその場で停止する。
:使い魔である[[食人影(Dies irae)|食人影(ナハツェーラー)]]にも適用可能。
:{{Blockquote|text=<pre>停まっていく——身体が、全てが。
肉体のみならず、精神から魂まで絡みつくのは、影の魔力だろうか? 追い
すがる逃亡者のように、あるいは堕落を誘う妖精のように、俺の存在を停止
させる。
その強制力は絶大で、完全に囚われれば全てが掌握されると理解した。爪先が
重なっただけでこの強制力。半身でもこの影と触れ合えば、呼吸だって奴の許
可なしにはできないだろう。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|DI}}</ref>}}




===欠点===
===獄炎===
;*停止能力を力で無視されるとダメージを負う
;*仲間を慈しみ敵を焼き払う
:格上の相手だと一方的に術を無効化され、ダメージを負う。
:火力は[[無間焦熱地獄|天魔・母禮の恒星熱]]を上回る。
:{{Blockquote|text=<pre> 一歩。まるで無造作に、ナハツェーラーに緊縛されていたマキナの足が前
:神威は[[無間等活地獄|天魔・紅葉]]を超える。
に動いた。それに伴い、術に亀裂が走ったことでルサルカの額から血が噴き
:{{Blockquote|text=<pre> それは――炎。
出る。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|DI}}</ref>}}
 やはり外気に触れた瞬間消えてしまうが、それでも苛烈で、
なんと美しい輝きだろうか。
 吹き荒れた灼熱の壁に、屍兵がいとも容易く燃え尽きてい
く。それは紛れもなく、この焔が紅葉の神威を上回っているこ
との証だった。
 だというのに、龍水だけは焼け焦がれるような熱さを感じな
い。そこから感じるのは慈しみだけだ。炎に包まれているよう
に見える母の袖を、龍水の手は握りしめたままだった。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}




===その他===
====焔の剣壁====
;*己の影しか操れない
;*魔炎の壁
:夜闇の中では使えない。
:大津波すら瞬時に蒸発させられる火力と規模を持つ炎の壁。
:己の影のみが異世界であるため、燃費の操作が可能。
:{{Blockquote|text=<pre> 呪を紡ぐのが終わった瞬間、龍明の描いていた秘術は海上へ
:[[死森の薔薇騎士|敵味方無差別に狙う]]わけではないので、欠点より長所になる。
広がり、視界を覆う津波に匹敵するほどの苛烈な炎を編み上げ
:{{Blockquote|text=<pre>展開される異世界は影であるため、伸縮自在な上に対象の狙い撃ちも可能。多勢を巻き込むことで燃
た。
費が悪くなるのが覇道型の欠点だが、これは状況に応じて汎用性の効く、なかなか優れた作りだと言
 まさにそれは、激痛を生む炎で出来た巨大な城壁。
える。ただし、操るのはあくまで自分の影であるため、真闇の状況下では使えない。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|DI}}</ref>}}
 津波を阻み、蒸気になった海水が派手に爆ぜて弾け飛ぶ。
 だが、それでも津波は押しとどめられず炎の壁が減退する。
 だか、まずい、このままでは――
 「――唵」
 そう俺たちが危惧することを見越したかのように、鎧袖一触
が如く魔炎は更なる激しさを見せ燃え上がった。
 雄々しくそびえ立つ炎の壁。生じる圧倒的な熱量。津波その
ものが一瞬で跡形もなく消滅する。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}




== 使用者との関連性 ==
== 使用者との関連性 ==
===ルサルカ・シュヴェーゲリンの場合===
===[[混沌より溢れよ怒りの日|修羅曼荼羅]]===
;*他者の停止を求める渇望から生じた
;*使用者の存在が砕ける
:誰もが突出することがないように停止させたいという渇望。
:本来の威力から劣化している。
:{{Blockquote|text=<pre> 願っていたのだ。焦がれていたのだ。天に輝く星の光を、暗い水底から憧
:既に滅びた宇宙の型であるため、使用と同時に身体が砕ける。
憬と共に見上げていたのだ。
:{{Blockquote|text=<pre>曼荼羅とは宇宙を指し、ゆえに修羅曼荼羅とは修羅の型を持つ破壊愛の
宇宙である。龍明はその中にある大焼炙――獄炎の理を司り、その火力
は母禮のものを遥かに上回る。とはいえ、修羅の曼荼羅はとうに滅ぼさ
れている宇宙のため、この力を解放した龍明は寸刻みで崩壊していく上に、
本来の全力も発揮できない。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|KKK}}</ref>}}


 そう、己は地星。翼はないが手は伸びる。
 影の血泥を従えて、空の者たちを落としたい。
 
 (中略)
 
 みんな止めてしまえばいい。
 それがわたしの、求め願い創造った世界。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|DI}}</ref>}}
;*生きる時間の差異を埋めたい
:長命の使用者と短命の他者の生きる時間が異なるのを埋めたいという渇望。
::他者を止めることでその差異を埋める。
:{{Blockquote|text=<pre> この僅か数年後、つまらないありきたりな戦場で、名もない一兵卒のまま
死んだらしい。止まりたいと願っていても、彼は断崖に歩いて行かざるをえ
ない生物なのだ。自分とは生きる時間が違う以上、さっさと先へ行ってしま
う。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|DI}}</ref>}}
;*[[雷速剣舞・戦姫変生|トバルカイン]]との連携
:雷光で影を伸ばす
:{{Blockquote|text=<pre>掲げた鉄塊から、紫電が爆発し迸る。目を焼く雷光が地面に落とした影が蠢
き、密度をもって震えだす。
(中略)
ルサルカは、操操という意味においてシスターより数段劣る。
だがその反面、カインと自らの術を連携させられるのはこいつだけ。
雷光が生み出す影、影、影——敵に回せば最悪のコンビネーション。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|DI}}</ref>}}
===ラインハルト・ハイドリヒの場合===
===偽神化===
;*[[混沌より溢れよ怒りの日|使用者の流出]]によって神格まで引き上げられた拷問城の食人影
:[[生と死の刹那に未知の結末を見る|既知世界の星々]]の動きすら止める影の濁流。
:{{Blockquote|text=<pre> 膨れ上がる影の帯が濁流となり、津波の勢いで蛇へと向かう。</pre>|ref=<ref>{{Ref:Shinza|DI}}</ref>}}




== その他 ==
== その他 ==
=== 元ネタ ===
=== 元ネタ ===
;*チェイテ・ハンガリア(''Csejte Ungarn'')
;*大焼炙
:[[血の伯爵夫人|エリザベート・バートリー]]が住んでいたハンガリーのチェイテ城とされる。
:原始仏教の経典とされる長阿含経に記された地獄の一つ。
 
:八熱地獄の7番目の地獄。
 
:罪人を鉄の城、鉄の部屋、鉄の塔、鉄の容れ物で炙る。
;*ナハツェーラー(''Nachzehrer'')
1度ずつ皮が爛れて、肉は爆散するほど焼かれて炙った後に鉄の杈で串刺しにして火山の火口で皮が弾けて、肉が沸騰するまで焼いて炙る地獄。
:ドイツの民間伝承に登場する吸血鬼。
:経典の一つである『倶舎論』の大焦熱地獄に対応している地獄であり、作中でも使用者の太極は[[無間大焦熱地獄]]となっている。
 
 
;*詠唱
:ドヴォルザークのオペラ『ルサルカ』。
:水の精であるルサルカが恋した王子と結ばれて、水底へ沈む。




=== 関連項目 ===
=== 関連項目 ===
;*[[エイヴィヒカイト]]
;*[[焦熱世界・激痛の剣]]
:拷問城の食人影の能力分類。
:[[:Category:Dies irae|前作]]における修羅曼荼羅・大焼炙。




;*[[創造(Dies irae)|"創造"]]
;*[[無間大焦熱地獄]]
:拷問城の食人影の能力位階。
:修羅曼荼羅ではなく[[無間大紅蓮地獄]]に属した時の能力。
 
 
;*[[血の伯爵夫人]]
:拷問城の食人影を発動させる[[聖遺物(Dies irae)|聖遺物]]
 
 
;*[[食人影(Dies irae)|食人影]]
:拷問城の食人影を発動させることで停止能力を得る使用者の使い魔。
 
 
;*[[無間黒縄地獄]]
:[[:Category:神咒神威神楽|次回作]]に登場する拷問城の食人影。
:[[無間大紅蓮地獄|天魔・夜刀の軍勢変生]]で神格級まで強化されている。




161行目: 96行目:


=== リンク ===
=== リンク ===
*[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%88 Wikipedia バートリ・エルジェーベト]
*[http://ja.wikipedia.org/wiki/八大地獄 Wikipedia 八大地獄]
*[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%AB_%28%E3%83%89%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%AF%29|Wikipedia ルサルカ(ドヴォルザーク)]
*[http://blog.goo.ne.jp/buddhistsutras21c/e/71b435c866119723391e90e9e0c93efa この世の由来-世記経   ~地獄 その13 〈八大地獄・7 大焼炙地獄〉 - 21世紀新訳・仏教経典(抄)]
{{DEFAULTSORT:しゅらまんだらだいしょうじょう}}
[[Category:能力]]
[[Category:火炎]]
[[Category:障壁]]
[[Category:熱]]
[[Category:劣化]]


{{DEFAULTSORT:ちぇいて・はんがりあ・なはつえーらー}}
[[Category:能力]]
[[Category:拘束]]
[[Category:影]]
[[Category:神座万象シリーズ]]
[[Category:神座万象シリーズ]]
[[Category:Dies irae]]
[[Category:神咒神威神楽]]
[[Category:神咒神威神楽/能力]]
[[Category:神座万象シリーズ/能力]]
[[Category:神座万象シリーズ/能力]]

2025年4月9日 (水) 21:45時点における版

拷問城の食人影
作品名 神咒神威神楽
分類 能力
使用者 御門 龍明
使用者(ネタばれ防止) エレオノーレ・フォン・ヴィッテンブルグ=ザミエル・ツェンタウァ
作中体系 太極
テンプレートを表示


能力について

概要

神座万象シリーズに登場する能力。
炎で周囲を灼き払う
天魔・紅葉の屍兵団を総て焼き払えるため位階は太極以上。
焔の剣壁の詠唱

さらば 輝かしき我が子よ 

ならば如何なる花嫁にも劣らぬよう 最愛の炎を汝に贈ろう 

我が槍を恐れるならば この炎を越すこと許さぬ 

詠唱

彼ほど真実に誓いを守った者はなく 彼ほど誠実に契約を守った者もなく 彼ほど純粋に人を愛した者はいない 

だが彼ほど総べての誓いと総べての契約総べての愛を裏切った者もまたいない 汝ら それが理解できるか 

我を焦がすこの炎が 総べての穢れと総べての不浄を祓い清める 

祓いを及ぼし 穢れを流し 熔かし解放して尊きものへの至高の黄金として輝かせよう 

すでに神々の黄昏は始まったゆえに 我はこの荘厳なるヴァルハラを燃やし尽くす者となる 


獄炎

  • 仲間を慈しみ敵を焼き払う
火力は天魔・母禮の恒星熱を上回る。
神威は天魔・紅葉を超える。
 それは――炎。
 やはり外気に触れた瞬間消えてしまうが、それでも苛烈で、
なんと美しい輝きだろうか。
 吹き荒れた灼熱の壁に、屍兵がいとも容易く燃え尽きてい
く。それは紛れもなく、この焔が紅葉の神威を上回っているこ
との証だった。
 だというのに、龍水だけは焼け焦がれるような熱さを感じな
い。そこから感じるのは慈しみだけだ。炎に包まれているよう
に見える母の袖を、龍水の手は握りしめたままだった。

[1]


焔の剣壁

  • 魔炎の壁
大津波すら瞬時に蒸発させられる火力と規模を持つ炎の壁。
 呪を紡ぐのが終わった瞬間、龍明の描いていた秘術は海上へ
広がり、視界を覆う津波に匹敵するほどの苛烈な炎を編み上げ
た。
 まさにそれは、激痛を生む炎で出来た巨大な城壁。
 津波を阻み、蒸気になった海水が派手に爆ぜて弾け飛ぶ。
 だが、それでも津波は押しとどめられず炎の壁が減退する。
 だか、まずい、このままでは――
 「――唵」
 そう俺たちが危惧することを見越したかのように、鎧袖一触
が如く魔炎は更なる激しさを見せ燃え上がった。
 雄々しくそびえ立つ炎の壁。生じる圧倒的な熱量。津波その
ものが一瞬で跡形もなく消滅する。

[2]


使用者との関連性

修羅曼荼羅

  • 使用者の存在が砕ける
本来の威力から劣化している。
既に滅びた宇宙の型であるため、使用と同時に身体が砕ける。
曼荼羅とは宇宙を指し、ゆえに修羅曼荼羅とは修羅の型を持つ破壊愛の
宇宙である。龍明はその中にある大焼炙――獄炎の理を司り、その火力
は母禮のものを遥かに上回る。とはいえ、修羅の曼荼羅はとうに滅ぼさ
れている宇宙のため、この力を解放した龍明は寸刻みで崩壊していく上に、
本来の全力も発揮できない。

[3]



その他

元ネタ

  • 大焼炙
原始仏教の経典とされる長阿含経に記された地獄の一つ。
八熱地獄の7番目の地獄。
罪人を鉄の城、鉄の部屋、鉄の塔、鉄の容れ物で炙る。

1度ずつ皮が爛れて、肉は爆散するほど焼かれて炙った後に鉄の杈で串刺しにして火山の火口で皮が弾けて、肉が沸騰するまで焼いて炙る地獄。

経典の一つである『倶舎論』の大焦熱地獄に対応している地獄であり、作中でも使用者の太極は無間大焦熱地獄となっている。


関連項目

前作における修羅曼荼羅・大焼炙。


修羅曼荼羅ではなく無間大紅蓮地獄に属した時の能力。


引用元

  1. 神咒神威神楽 曙之光. Light, 2013. Windows
  2. 神咒神威神楽 曙之光. Light, 2013. Windows
  3. 神咒神威神楽 曙之光. Light, 2013. Windows


リンク