天魔・血染花
天魔・血染花 | |
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作品名 | 神咒神威神楽 |
分類 | 能力 |
使用者 | 凶月刑士郎 |
作中体系 | 太極 |
能力について
神座万象シリーズの神咒神威神楽に登場する能力。 魂が同じため前世の能力を使っている。 ただし大欲界天狗道において、覇道型は例外を除いて誕生できないため、求道として発動し、
- 己に接触するもの総てから吸精する夜になる。
詠唱
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恋人よ 枯れ落ちろ 死骸を晒せ 創造 ――死森の薔薇騎士 |
能力発動時の変化
- 夜化
- 蒸気状の闇が沸き立ち、己を覆い尽くす
- 身体から杭が牙の如く生えてくる。
総身から立ち上った蒸気の如き暗闇、それが刑士郎自身を覆 いつくし存在そのものを新生させた。 傷が癒え、膂力が満ち、天すら喰わんと牙が唸る。 まるで尽きぬ餓えに咆哮する野獣のように、変わり行く自分 を歓迎していたように感じたから。 (中略) 無明の夜を塗り固め、己を闇そのものに転じさせたようなそ の姿。 接触した大気すら喰い潰し、杭のように黒色の波動が蠕動し ている。
吸精
- 接触したものの生命力や魂、運気までも吸う夜になる
- 戦闘になると相手の方から致命傷を確実に避け、自身は超速度での再生を可能とする。
腕が砕かれた、足が砕かれた、体躯損壊し穿たれ潰され―― ああ、それがどうしたと、相対する宿儺から精気を略奪して 復元する。 常軌を逸した超速の再生。しかも如何なる理屈なのか、受け る手傷はなぜか総てが致命傷には至っていない。 どれほどの破壊を浴びようとも、運よく致命傷にならず生き 延び続け。 同時に宿儺の側から見れば、運悪く攻撃が致命傷まで届かな い。 その姿はまるで、運気宿業精気喰らい、喰らい喰らい喰らい 尽くす略奪者。敵手の血肉を啜る鬼だ。 触れた存在を喰い殺し、己以外の総てを餌に変えて咆哮す る、血と暴虐と耽美の魔人――闇を飛翔する鴉。
荊杭
- 飛び道具として射出することが可能。
血染花の名が示す通り、刑士郎が思い描くこの力の印象は吸血。そのため、 牙の具現として己の体内から巨大な杭を無尽蔵に湧き出させ、それを放 ちながら戦うという戦闘形態になる。
使用者との関連性
前世の能力
- 前世の渇望から生まれた能力
- 求道化しているものの前世の因果より発動中は肉親の命を吸い続ける。
- 太極を発動させれば完全な力を取り戻せるが、転生先で発動を拒否されたので作中では登場しない。
「覇道ではなく、求道型で顕現すればこうなるわけだ」
- 愛する女の精気を吸う
- 前世での関係から使用者の妹(前世の生贄となった姉の転生体)から精気を吸う。
- 精気を吸い尽くしたとき、かつての修羅の力を取り戻すとされる。
まさにこれこそが使用条件であるとでも言うように、咲耶は 兄の真横にいるが如く精気を急速に喪失している。 そして何より、不可解なのは咲耶の表情。 苦しそうに見えて、今にも消えてしまいそうな瀕死の様 は……同時にどこか、奇妙な艶やかさを増していて――
その他
関連項目
使用者が天魔・血染花を発現させる原因となった武器。