ガヨーマルト(黒白のアヴェスター)

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ガヨーマルト(黒白のアヴェスター)
作品名 黒白のアヴェスター
分類 存在
使用者 マシュヤーナ
作中体系 星霊
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存在について

神座万象シリーズ黒白のアヴェスターに登場する存在。
星霊の一柱であるマシュヤーナの星体。属性は。形状は桜。
七つの惑星を貫く巨大な垂れ桜


来歴

  • 七つの惑星を喰らった垂れ桜
ガヨーマルトが七つの惑星を喰らってガス状の天体となり、空葬圏が生成された。
空葬圏は元から激戦区であり、真我に従って争っていた。
 空葬圏は広い。アーちゃんから聞いた話によると、もとは七つあった星をマシュヤーナ
が吸収・統合したのだという。
 つまり第五位魔王は六人の兄弟を喰らったことにあり、そこにはかつてズルワーンだっ
た星も存在する。

[1]


形容

  • 惑星七つ分に相当する不浄の桜
全体から腐敗の気配をさせている。
花びら一枚に数億匹の蝿と蜂に酷似したナス・ワウサガという不義者が寄生している。
ガヨーマルトを苗床に増殖するため共生関係にあり、戦闘では使い魔として使役される。
 連続して雲海から生えてくる魔性の樹木に終わりが見えない。今や森とすら表現できる
密度を有し、群生しながら尽きることなく広がり始め、空を覆い隠していく。
 最初に見た一本は小枝の先端部分にすぎなかった。より合わさった超巨大樹は、ざわざ
わと生い茂って無数の蕾を生んでいき、その一つ一つが開き始める。

[2]


魔桜繚乱

  • 数百億枚以上の花弁を咲かせて散らせる
下手な島より巨大であり、巨大な流星に等しい。
花びらの厚さは数十メートル。
 弾き返せなかったし貫けなかった。薄い──といっても数十メートルはある──花弁の
厚みさえ、私たちにとっては山のように堅く重い。

[3]


腐敗

  • 作中より一三年前に腐敗に取り付かれている
空葬圏にいる生き物は徐々に腐っていく。
これは滅亡後の自分がいるために起きている現象。
「マシュヤーナの権能は腐敗っす。あいつは一三年前からそうなって、巻き込まれてるわ
たしたちは徐々に腐っていくんすよ。ゆっくり死んでると言ったほうがいいかもっす」

[4]


その他

元ネタ

  • ガヨーマルト(パフラヴィー語:Gayōmart、Gayūmarṯ, Kayūmarṯ)、
  • ガヤ・マルタン(アヴェスター語:gaya marətan)、
ゾロアスター教の神話に登場する人物。人類の祖。
名前は「定命」を意味する。
『シャー・ナーメ』では「カユーマルス」と呼ばれる。
神話ではアフラ・マズダーが天地創造した際に一緒に創られた生命体とされる。
3000年間は霊体として、その後の30年間は若者の姿となって生活していた。
その後、アンラ・マンユが地上を攻撃した際にその毒によって死んでしまう。
最期の刻にガヨーマルトの体から精液が放たれ、スプンタ・アールマティの胎内に入ったことで、
更に40年後に人類の祖である男マシュヤグと女マシュヤーナグが生まれたり、
その死体が7種類の金属になったとされている。


関連項目

使用者の種族分類。


使用者の戒律


引用元

  1. 正田崇. 黒白のアヴェスター2 慙愧の空. 神座万象・第十四機関, 2021 P318
  2. 正田崇. 黒白のアヴェスター2 慙愧の空. 神座万象・第十四機関, 2021 P121
  3. 正田崇. 黒白のアヴェスター2 慙愧の空. 神座万象・第十四機関, 2021 P124
  4. 正田崇. 黒白のアヴェスター2 慙愧の空. 神座万象・第十四機関, 2021 P298


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