唯我曼荼羅・射干
ナビゲーションに移動
検索に移動
唯我曼荼羅・射干 | |
---|---|
作品名 | 神咒神威神楽 |
分類 | 能力 |
使用者 | 中院冷泉、他 |
作中体系 | 神の祝福 |
能力について
詠唱
|
---|
南無大天狗、小天狗、有摩那天狗、数万騎天狗来臨影向
|
絶対位階
- 射干の位階の低い者は高い者に絶対に勝てない
- 高位同調者の攻撃は防げず、防御は貫けない。
別段、星を砕くような大規模破壊や、物の概念を変えてしまうような事 象を起すわけではない。射干は射干同士で喰い合いながら滅尽滅相する のが定めであるため、単に強い者の攻撃は止められない。 防御は貫けないというだけのもの。そしてその単純さゆえに穴はなく、 もっとも完成しており恐ろしい。射干と対峙した者は、地力で上回らな ければ絶対に勝利できないということである。
超強化
- 唯我の自負が強いほど強化補正が入る
- 唯我の自負が強い=波旬との同調率が高く、天狗道における位階が高い。
天狗道に在る者は皆がこの射干と化し、例外なく己以外を一切認めず殺 し合う。そこに特殊な能力などは一切付与せず、ただ存在として「我は 我のみである」という自負が強い者、すなわちより波旬と同調率が高い 者ほど高位の射干として強化される。
- 数万の疑似求道神が誕生する
- この疑似求道神は太極の詠唱で「掛けまくも畏き 神殿に坐す神魂に願い給う」という常套句が必ずつく。
- 軍勢変生とは異なる強化。
- 大欲界天狗道では人々は己以外に対して無関心なため、そもそも軍勢とならない。
本来の天狗道は、数十億の射干と数万の疑似求道神がバトルロイヤルして何も残さないというもの。
回復阻害
- 神座からの思念による回復阻害
- 波旬の「死ね」という思念が射干の与えた傷を回復不能にする。
- 消滅しないのは直接ぶつけていないからだろうか?
それにそもそも、奴から負わされた傷は自然に治るようなものじゃ なかった。波旬が死ねと言っているのだから、疾く死ぬのが定めであ ろうと、その事実をもって法則としている。 立たせぬ、癒さぬ、生かさせぬ。誰がそんなことを許したと、ただ 一方的な傲岸さで押し通るのみ。
精神変調
- 死が分からなくなる
- 致命傷を負っても死ぬとは思えず、何事もないかのように動く。
- 絶命するまで死ぬと思えず殺し合い続ける。
斬ったはず。斃したはず。間違いなく致命傷を与えた奴ま で、次から次へと復活してくる。 それは紅葉の兵団を想起させたが、しかし瞬時に違うと分 かった。 こいつら、実際死ぬまで自分が死ぬと思ってないんだ。ハラ ワタぶち撒けられようと、げらげら笑いながら吶喊してくるの がその証。
使用者との関連性
中院冷泉の場合
- 数万に一人の高位同調者で夜都賀波岐の偽神に対抗できる
- 世界中には同レベルの射干が十数万人いる計算になる。
しかそれでありながら、波旬と同調した者がどれだけ凶悪に強化され るかは、能力値を見れば一目瞭然というものだろう。冷泉ほど高位の塵 は数万に一人という割合だが、それでも世界全体で見ればこの領域の者 が十数万はいるという計算になる。単純な強度において、夜都賀波岐の 七柱すら凌駕し得る者がそれだけ存在し、その各々が自分以外を一切認 めず滅尽滅相を叫び合う……
その他
元ネタ
- 射干
- 仏典に登場するジャッカルのこと。梵名シュリガーラ(शृगाल)
- ジャッカルは供物を盗んだり、屍肉を喰う不吉な獣として知られていたため、
- インド神話では屍林に居住する女神の象徴となり、インド仏教において射干は閻魔七母天の眷属とされた。
- 日本の密教においても、閻魔天の眷属の荼枳尼が野干の化身とされ、後には射干にまたがる姿の荼枳尼天となる。
- その後も稲荷習合、天狗信仰と結び付いて飯綱権現や秋葉権現、狗賓などが誕生した。
- 詠唱
- 天狗経の経。
関連項目
- 唯我曼荼羅・射干を発生させる世界の理。
- 高位の射干となった中院冷泉が波旬の視線と同時に放つ剣技。
引用元