大欲界天狗道
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大欲界天狗道 | |
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作品名 | 神咒神威神楽 |
分類 | 能力 |
使用者 | 第六天波旬 |
作中体系 | 太極、神座 |
能力について
- 神座万象シリーズの神咒神威神楽に登場する能力。
- 太極のひとつ。型は求道型だったが、ある存在により覇道型となった。
- 覇道流出の一つ。第六神座。
- あらゆる知的生命体が自分以外を認めず殺し合う世界の永久展開。
- 最終的には波旬が一人になるまで生命体は殺し合い、死者の魂が全て消滅して世界が収束することになる。
森羅万象滅尽滅相の理
- 天狗道の住人を殺し合わせる理
- 神座全域で規模・種族を問わずに知的生命体を殺し合わせる。
- 第六天波旬の波動を受けた者は射干として超強化を受ける。
そう、今このときに、全世界で同時に嵐が起こっていた。 乱あり、変あり、諸々総て……国家間から家族間、果ては虫 魚禽獣に至るまで、ありとあらゆる社会において空前絶後の殺 し合いが起こっている。
- 殺し合うために天狗道の住人は存在強度が強化される
- 疑似神格が数万、射干と呼ばれる強者が数十億生み出される。
- 数十億の射干のうちの数十万が地力で夜刀の疑似神格を超えるほどの強さを持っている。
覇吐、竜胆、夜行は言うに及ばず、他のメンツもきっかけは波旬。皆、天狗道に叛旗を翻すことで最後の階段は自分で上りましたが、そもそ も波旬がいなければ彼らはそこまで辿り着けていません。 (中略) 本来の天狗道は、数十億の射干と数万の疑似求道神がバトルロイヤルして何も残さないというもの。
唯我
- 死後の概念がないため魂が消滅する
- 死ねば魂は消滅し、輪廻転生しない。
- 新たな命が生じることもない。
- 自滅因子が発生しない。
- 己一人になることが完璧という理から殺すことはあっても死にたいと願うことはない。
天狗道に死後の概念は存在しないため、死んだ者の魂は跡形も残らず消 滅し、徹底した唯我を法としているために新たな命を育むこともない。 (中略) 完成した波旬の法は数日足らずで宇宙を荒野に変えてしまう。ゆえに無 論のこと、その後に続くものは何も無く、極まった自己愛を持つため自 滅因子も派生しない。
- 保有している魂の総量が減るほど強化される
- 極度の自閉症を持つ使用者にとって魂の減衰は渇望の純化に繋がる。
- 神座闘争の削り合いにおいて消耗と増強の関係が逆転している。
陣地、領域の奪い合いという神座闘争の原則を、完全に逆転 させているのが天狗道だ。こいつは攻撃すればするほど強くな り、唯一に近づくほど完成される。
欠点(なのか?)
- 唯我という渇望から保有する神座の魂を片端から消さずにはいられない
- 坂上覇吐以外が相手ならば無限の強化に等しい行為
- 覇吐が相手だと率先して弱体化しているだけになる。
- 「一人になりたい」渇望が覇道流出に至った原因が畸形の兄弟=他人を意識したという矛盾によって並の覇道神まで堕ちる。
- 覇吐が相手だと率先して弱体化しているだけになる。
唯我という渇望。己以外を見もしないゆえに己の強度を無限に上げられ る波旬。だがそうした彼になれたのは、覇吐という畸形嚢腫を極限に意 識したからこそなのだ。この矛盾が楔となり、波旬は覇吐と対するとき だけ並の覇道神という型に嵌る。もちろんそれだけでも強力なのは確か だが、手持ちの魂たちを片端から消さずにはおられないという性質が、ここ では当たり前に弱点と化す。
- 本当に滅ぼしたい相手が判らない
- 本人の存在が強大過ぎて、大欲界天狗道が完成しない原因やへばりついて離れない奴が見つけられない。
嫌味か!
使用者との関連性
太極の基となった渇望
- 一人になりたいという渇望
- 一人になるために自分以外の森羅万象を滅殺するという求道型の覇道が生じた。
独りになりたい。俺の身体は俺だけのもの。俺は唯一無二のもの。程度 の差はあれ、そうした思いは誰であれ持つものだろう。しかし波旬は神 域へと上がれる資格を有した存在で、そんな彼が畸形嚢腫を持って生ま れたおいう二つの事実が、彼をして最強の邪神へと変貌させた。
その他
元ネタ
- 欲界
- 淫欲と食欲の2つの欲望にとらわれた有情の住む処。六欲天から人間界を含み、無間地獄までの世界をいう。
- 六欲天とは未だ欲望にとらわれた人間界に最も近い天部(神)六天を指す。六天は上から順に
- 他化自在天、化楽天、兜率天、夜摩天、忉利天、四大王衆天(持国天、増長天、広目天、多聞天)となる。
- 天狗道
- 天狗道とは天狗が仏教の六道の範疇にない者が堕ちる、その六道の輪廻からも外れた魔界であるとされる。
- 日本でいう天狗とは慢心をもつ傲慢で自我に捉われた修験僧(山伏)のことを指し、
- このような修験僧は、死後に天狗道という魔界に転生すると考えられるようになった。
- 仏教の知識があるため人間道には戻れず、信心が皆無であるため天道にも行けず、
- 宗教上の罪を犯したわけではないため地獄道、餓鬼道、修羅道、畜生道には堕ちず、
- 輪廻から外れ6つの道から外れて救済不能な天狗道に堕ちるとされる。
関連項目
- 大欲界天狗道の能力分類。
- 大欲界天狗道下において第六天波旬の波動を受けた者たちの能力。
- もしくは同調率の高い存在が持つ権能。
- 大欲界天狗道の神威による攻撃。
- 作中では全力が出せないため、劣化したまま終わった。
- 大欲界天狗道の切れ端
という名の波旬の糞尿が太極となったもの。
引用元