殲くし直進する渇望の槍
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殲くし直進する渇望の槍 | |
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読み | ザリチェ・アストウィーザート |
作品名 | 黒白のアヴェスター |
分類 | 能力 |
使用者 | ザリチェード |
作中体系 | 戒律 |
能力について
直進行動強化
- 行動を直進軌道に縛る代わりにその行動の全能力が強化される
- 思想上、我力を乗せやすく、乗せた場合は光速に達する。
同時に膨れ上がったのは、目指す頂に辿り着くまで走ると誓った暴窮の我力。 紅い渇きを推進力へと変換し、万象貫く魔槍と化したザリチェードが突撃を開始した。 その速度はもはや光さえ突破して、発生する運動エネルギーの爆発は筆舌に尽くし難い。
使用者との関連性
多重戒律による弊害
- 永久機関化の戒律により相互認識していない者には接触すらできない
- 虫や植物にすら足を掬われるため軌道上にその他大勢がいた場合、空間跳躍などで通りすぎては躓く。
- 相互認識した相手との衝突時に発生する惑星破壊級のエネルギーも相手以外には影響を及ぼさない。
- バフラヴァーンへの畏敬の念が強いため螺旋行動の戒律より縛りが強い。
矛盾する多重戒律を背負った弊害。相互認識した敵には脅威的な突撃をぶつける反面、 他の者には効果が落ちる。特にザリチェードはそこが顕著で、外野に対しては文字通り足 を掬われるレベルだった。
崩界によるタルヴィードとの融合
- 特級魔将同士の我力の相乗効果
- 我力も数倍増しになっているため魔王のように時系列や因果を無視する領域に至っている。
- 回避・防御が不可能。
- 魔王バフラヴァーンの渾身にも匹敵する威力。
直進する螺旋──我こそ最強と信じる自負が相乗効果で我力を跳ね上げ、ここに一段上 の常識破りを成立させた。あるいはナダレの崩界によって、既存の枠組みを崩されたゆえ かもしれない。 概念としてはドリルに近く、だがそこに宿る回転力と貫通力はもはや異次元的な領域に さえ達している。回避不能、防御不能。たとえ未来や過去に逃れようとも、因果を無視し て襲い来る暴窮の体現に他ならなかった。 誇張なく、バフラヴァーンの渾身にも匹敵しよう。(以下略)
その他
元ネタ
- ザリチュ(アヴェスター語:zairica,Zairik、パフラヴィー語:Zairīč)
- ゾロアスター教神話に登場する悪魔。
- 名前は「黄みがかった」、「渇き」を意味し、
- 『ウィーデーウダート』ではタルウィと共に毒草を蔓延させる。
- 敵対者はアムルタート。
- アストー・ウィーザートゥ(パフラヴィー語:Astō.Vīδātu)、
- アストウィハード、アストウィダート(ペルシャ語:Astwihād、Astwidāt)
- ゾロアスター教神話に登場する悪魔。
- 死を司り、アンラ・マンユの創造した悪魔の中でも比類なき存在といわれる。
- 得物は投げ縄で生まれた全ての人の首に縄をかける。
- 善人は死んだときに縄が外れるが、悪人だったら死ぬとこの悪魔が地獄へ引きずり込むと言われている。
関連項目
- 殲くし直進する渇望の槍の能力分類。
- 使用者の別の戒律。
引用元