群体(煉獄姫)

群体(煉獄姫)
読み アンテノラ
作品名 煉獄姫
分類 能力
使用者 キリエ
作中体系 煉禁術
別表記 第二円
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能力について

煉獄姫に登場する能力。
ホムンクルスの特性。
空間跳躍および増殖能力。


『泉』

  • 藍晶石を酸で溶かして滴らせたような不自然な青色の粘液[1]
普段は羽衣のような形で身に纏っている。
 アルトとイオから聞いて知っている。それは、纏った衣服を変質させて作った――いや、む
しろ逆、普段は衣として身に付けている、彼女の力だ。生命の源である大海を濃縮し煮込んだ
ような、粘性の泉。『ローレンの雛』第二円の『群体』たる所以。

[2]


群体

  • 一つの意思が無数の肉体を持つ
全ての体が同じ記憶と感情を有する。
複数人による長い詠唱や儀式の分割が可能で高冠位の煉術を単独かつ短時間で実行できる。
擬似的な不死を実現している。
「今ここにいる私たちが死んでも、私の身体はなくならない。まだ別のところに在る私が生き
ているもの。『私』がひとりでも無事であれば、『私』は奇跡の青い泉からまた何人だって産ま
れてくるわ。同じ顔、同じ身体、同じ記憶、同じ感情を持った『キリエ』がね。全員をひとり
残らず殺してしまわない限り……いつまでも」
 ――死を克服することによって毒気を克服した存在なのだ。

[3]


空間跳躍

  • 会ったことのある人物の元へ『泉』を作り出せる
会ったことがあれば長距離や密室だろうと泉を湧かせて侵入できる。
「面白いついでに、ひとつ教えてあげる。……私の『移動』はね、会ったことのある人の傍に
しか行けないの。だからアルトのところへ行けた。だから王宮には入れなかった」

[4]


欠点

  • 泉は凍る
極寒では凍てつき増殖もワープもできなくなる。
 残ったひとりのキリエは、床に拡げた青い泉に手を突っ込んだままの状態だった。衣服から
作った粘性の液体――しかしその手が新たなもうひとりを引き上げることは、ない。
 キリエの腕ごと、泉は凍結していた。

[5]

  • 増殖できる数に限界がある
一月あたり最大三十人まで。
増殖できる限界であってストックに限界はない模様。
「アルト。私はあなた程度に殺されたくらいで、いなくなったりしないよ。……私の増殖限界
値はひと月につき三十。満月の夜を境に初期値へ戻るの。先月分と今月分はここ一カ月で使い
きっちゃったから、次の満月までは大人しくしておくことにするわ」

[6]


使用者との関連性

ユヴィオールの場合

  • 能力を奪って増殖能力を圧縮して一つの肉体を形成した
転移能力はない。
「いや、残念ながらそうはいかない。私が彼女から奪ったのは『肉体を複製する能力』という
よりも『複製された肉体』そのものだからね。ただ、力は溢れているよ。彼女が持つ増殖限界、
三十体分の生命力をまるごと奪った形だ。言ってみれば三十人力さ」

[7]


その他

元ネタ

  • アンテノーラ(Antenora)
ダンテの『神曲』地獄篇において地獄の最下層コキュートスは四つの円から構成されている。
アンテノーラはその二番目の円の名前。
コキュートスは裏切りを行った者がいた落ちる地獄でありアンテノーラは祖国に対する裏切り者が氷漬けになっている。
名前の由来はギリシャ神話のトロイア戦争でトロイアを裏切ったとされるアンテーノールに由来する。
アンテーノールは戦争の発端となったヘレネーをギリシアに送り返すように進言したが聞き入れられなかったため裏切り、
トロイアの城門を開いたとされている。


関連項目

群体を与えられた使用者の種族。


引用元

  1. ↑ {{Ref:RenGokuHime|2} P73
  2. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 二幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P214
  3. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 二幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P97
  4. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 二幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P204
  5. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 二幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P268-269
  6. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 二幕. アスキー・メディアワークス, 2011, P276
  7. ↑ 藤原 祐. 煉獄姫 五幕. アスキー・メディアワークス, 2012, P254


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