魔素撹乱

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魔素撹乱
読み マナ・クラック
作品名 緑陽のクエスタ・リリカ
分類 能力
使用者 ジゼル・アンダーブルックリン
作中体系 体内マナ
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能力について

概要

緑陽のクエスタ・リリカに登場する能力。
余計な情報を入力してしまう使用者の固有マナ


バグを生む体内マナ

  • 他の余計な情報を付けたしてしまうマナ
魔術などに影響を及ぼし、魔術の不発や暴走を誘発する。
プログラミングだ言うところの「予期せぬデータ」が突っ込まれているようなもの。
ちゃんと予防している魔術の構築式には何の影響もない。
「うまく説明するのが難しいな……。僕のマナは、他のマナを狂わせるんだ。余計な情報
を注入して撹乱させてしまう。例えば、魔術の展開ってわかるかな。魔術師は構成を展開
して魔術を編むわけなんだけれど、それは魔術師なら誰であっても知覚できる。その展開
途中の式に僕が触れると、よくない影響を及ぼすことがある。わかりやすく言うと、壊れ
ることがある」

(中略)

「あくまで、余計な情報を注入するだけだから、壊れないこともある。というか、そうで
あることの方が圧倒的に多い。緻密で繊細な式ほど壊れやすいんだけれど、慎重な魔術師
の編んだ構築式は、防御や例外処理がしっかりしているから、ほとんど影響がないんだ。
それに、至近距離まで近付かないといけない。近付いているのなら、そもそも魔術師本人
を殴り倒した方が確実に魔術の発動を止められるから、そこまでの利点はない。むしろ、
不利な点の方が多いんだよ」

[1]

  • 魔術そのものや魔術を封じた品にも影響を及ぼす
貴重な魔術道具などを自動で破壊しうる。
「僕の体質が影響を及ぼすのは、展開してる構築式だけじゃない。既に発動した魔術や、
魔術を封じられた魔術具であっても、壊してしまうことがある」

[2]

  • 混沌魔術とは特に相性が悪い
即座に制御を失う。
「ええと、た、たぶん……。混沌魔術とは、かなり相性が悪いみたいで」
 いや、この場合は、相性が良い、と言うべきなのではないか。
 なにせ、傀儡が制御を失ったかのように、すべて崩壊していくのだから。

[3]


使用者との関連性

杖なし

  • 自分の魔術も破壊する
自分のマナに対する防御を重ねなければ魔術が使えない。
防御を重ねても成功率は7割で、速度は常人より数倍遅い。
「僕の魔術も、同じように僕自身のマナの影響を受けて、壊れるんだ――」

[4]


その他

関連項目

魔素撹乱の分類。


引用元

  1. 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P127-128
  2. 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P131
  3. 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P156
  4. 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P129