マナ(緑陽のクエスタ・リリカ)
マナ(緑陽のクエスタ・リリカ) | |
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作品名 | 緑陽のクエスタ・リリカ |
用語分類 | エネルギー分類 |
別呼称 | 気、魔素、万能素 |
用語について
概要
- 緑陽のクエスタ・リリカに登場する用語。
- 森羅万象に存在する万能素。
万能の素
- この世の全てに満ちる万能素
- 魔術を始めとした神秘を使うのに必要であり、魔術師などは見ることもできる。
「この世全てに満ちた万能素。マナのことは、知っているだろう」 「それくらいは。でも、魔術のことは詳しくないの。魔術師みたいにマナが視えるわけで はないから」
エネルギー変換(魔力)
- 変質させて魔力にすることで霊的な攻撃力が増す
- 武器に魔力を付与することで武器が効かない亡者や悪魔に武器が通じるようになる。
武器が効かない以上、有効打はなにもない。亡者の類には、普通の武器では傷をつけら れない存在がある。恐らくはこれも同じように、マナを変質させて刃に魔力を込めるか、 真銀の武器や魔剣の類でしか傷を与えられないのだろう。アルミラージは鋼の武器しか持 たない。貴重な真銀や魔剣を携えている人間など、王都であってもそう多くはいまい。と なれば魔術師の援護で武器に魔力を付与してもらう必要があるが、今はそれを望める状況 ではなく――。
体内マナ
体内に流れる固有マナ
- 個々の体内には特有のマナが存在する
- 中には自分のマナ自体が特殊能力という者もいる。
- 僅かながらも常に体外へ漏れでている。
- 魔術師であっても知覚が困難であるが感知できれば個人の判別が可能。
「体内のマナは、魔術師たちの間でも、まだ解明されていない分野なんだ。でも、一つの 特性があって、それはどうやら、その性質が個人個人で微妙に違うらしいってこと……。 色が違う、とでもいうのかな……。ほんの微妙な差なんだけれど、中には普通とは大きく 違うマナを宿している人間もいる」 「ヒイズルの達人は、《気》の性質で、個人を判別することができるって聞いたけれど、 そういうこと?」
- 血液には体内マナが濃縮されている
- そのため魔術の触媒となったり、マナ捕食者の主食となる。
「血液には、その人間のマナが濃縮されているんだ。夜魔や吸血種が人の血を吸ったり、 あるいは混沌魔術の類で生贄の血を必要とするのも、そういうことなんだと思う」
対魔術
- 一部の魔術を弾くことができる
- 自分のマナで体外のマナを弾く。
- 変質させたマナをぶつける睡魔などに有効。
- マナ量が相手より上回る場合だけ有効。
体内を巡るマナを集中させて、相手の魔術の影響を精神力で弾き返す、ということもで きなくはないが、それは不確実だし、変質していくマナの量を見る限り、恐らくは相手の 魔力が上回って押し負けるだろう。
エネルギー変換(理力)
- 無意識的に操り身体を強化することがある
- 特に熟練の戦士職はそうすることで優れた白兵能力を発揮する。
「熟練の戦士が鋭い一撃を放ったり、あるいは常人離れした肉体運動を行ったりするのは、 無意識の内に己の体内を巡るマナを操っているからだ、と僕ら魔術師は考えている。《身体強化》の魔術と同様の効果を、知らない間に自分自身にかけているようなものかな……。 そうして発揮される力を、僕らは《理力》って呼んでるんだ。昨日の闘いぶりを見るに、 君もそうだろうね。その華奢な身体で、あれだけの人数を圧倒したんだから」
その他
元ネタ
- マナ(Mana)
- メラネシア人の原始的宗教において、神秘的な力の源とされていた概念。
- 西洋の宣教師が布教していなかった時代において
- メラネシア東部では超自然力(マナ)を信仰しており、すべて形あるものに精霊が宿ると信じられていた。。
- 昨今では魔法や超能力といった尋常ならざる特別な力の源だったり、呪術的事象、資質、存在、力、呪術そのものを指す。
関連項目
- マナを利用して現象を引き起こす術技。
引用元
- ↑ 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P124
- ↑ 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P141
- ↑ 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P127
- ↑ 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P126-127
- ↑ 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P132
- ↑ 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P28
- ↑ 相沢沙呼. 緑陽のクエスタ・リリカ 魂の彫塑. KADOKAWA, 2015, 328. P126