黒円卓の聖槍
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黒円卓の聖槍 | |
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読み | ヴェヴェルスブルグ・ロンギヌス |
作品名 | Dies irae |
分類 | 武器 |
使用者 | 歴代トバルカイン、櫻井螢 |
作中体系 | 聖遺物 |
能力について
概要
来歴
- 真槍に対抗するための聖槍
- ナチス高官の面目から必要とされた複製品。
当初の黒円卓はね、ハインリッヒ・ヒムラー長官……彼が首領だったんだけ ど、言ったように本物の聖槍は、ナンバー・ツーのハイドリヒ卿にしか使え ない。これじゃあ面子が立たないってわけ だから長官は、真槍を表向きの世の穢れから秘匿するためとか、そういう理屈 で封印して、自分にも使える陰打ちが欲しかったのよ。いずれそれこそが本 物だと喧伝して、ハイドリヒ卿ごと真槍を葬るために
- 櫻井一族が偽槍を創る
- 運命の神槍と同じく腐食せず錆びず強度も高い金属が必要だった。
- 日本のある特殊合金が条件を満たすため、それを扱える櫻井一族が鍛造した。
本物と摩り替えてもバレないように。精巧で精密で、真に迫る陰打ちがい る。だから、日本のある一族に白羽の矢が立てられた。 そこの家は、代々神職でね。ちょっと珍しい金属の精錬方法を知っていた の。目をつけられた理由はそこでしょうね。だって本物の聖槍は、朽ちず錆 びず決して折れない……ただの鉄じゃないんだもの
- 運命の槍同様に使い手を選ぶ槍が完成する
- あまりにも精巧な偽槍であるため、真槍同様に使い手を選ぶ。
でも可笑しいのよ。もともとは小物でも使えるようにっていうのがコンセプ トだったはずなのに、結局それも、凄く持ち主を選ぶ代物になってしまっ た
使い手を選ぶ聖遺物
- 聖遺物であるが、魂は櫻井一族のものしか吸わない
- 複製元となった真槍の特性を宿した。
- 吸われた者は生きる屍(トバルカイン)となる。
- 櫻井一族とあるが、その伴侶も対象となる。
運命の槍の陰打ち……黒円卓の聖槍は、創造主である櫻井の一族しか 使えない。いいえ、櫻井の一族だけを狙い打つの。他の魂は一切吸わない (中略) 逃げられないのよ。櫻井は槍に吸われて生きる屍になる。そうなった者を黒 円卓ではカインと呼ぶ。そうして十年、二十年、肉体維持が限界を超えた ら、また次の櫻井が選ばれるの。選ばれてカインになるの
屍兵化
- 屍兵 化後は肉体を変異させる
- 歴代トバルカインの肉を受け継ぐ
- 肉体は霊的なものでより強固になる
代を重ねるごとに、彼らは肉の総量が巨大化していくのよ。より強く、より 堅固に、フランケンシュタインね (中略) 今のトバルカインは、代々の櫻井が融合した死体の塊……群体なの。兄さん は大きい人だったけど、さすがにあそこまでじゃなかったわ。 身体が朽ちて、代替わりするたびにより大きく復元する。当代の櫻井を核に して、その周りを霊的な肉の鎧で覆っていると言えばいいのかな。(以下略)
武器・能力奪略
『カインと戦い負けた者は、その武器も力も奪われる』 『黒円卓の聖槍―――ハイドリヒ卿にしか許されない魂のレギオン。複製だ けど、こいつのこれも、どうしてえげつない代物よ』
欠点
- 使用者への怨念
- 呪槍の怨念が使用者を侵す。
- 第三者から見て凶悪な槍の渇望が直接使用者へ向かう。
寄越せ、寄越せ、魂を寄越せ。飢えた暴食の蝗のごとく、槍が生贄を渇望し ている。そしてそれは、あろうことか敵手であるはずの鏡花をまったく見て いない。 あの忌まわしい呪槍が望んでいるのは使用者の魂。櫻井戒を喰らい尽くした いという怨念が、おまえもこちらに来いという妄執が、大気を伝播し世界を 侵す。 それは揮発した水滴程度の質量だろう。あくまで使用者にのみ向けられる念 なのだから、いま鏡花が感じ取れているものなど全体の一欠片にすら及ばな いはず。
- 使用者の余命を削る
- "創造"を発動するほど同調すると即座に寿命が尽きて屍兵と化す。
偽槍の呪いは凶悪だ。創造を発動するほどシンクロしてしまったら、たとえ 今すぐ解除しようと余命は無きに等しくなる。
- 偽槍を操る屍兵は朽ちる
- 死体を長持ちさせる術を持っている者が手入れしない限り、死体は朽ちる。
偽槍によるエインフェリア化は完全じゃない。バビロンがいなければまとも に動くことも出来ないし、腐敗という理から逃げられるのも、せいぜいが数年 だろう。
変形
- 使用者によって形状が異なる
- 使用者の質から形状を変化させる。
- 同じ肉体でも魂が異なれば形状が変わる。
「ハウスホーファーに招かれて、ドイツに渡ったのは私の曽祖父。そして彼 が創った複製品が黒円卓の聖槍……貴方も見たでしょ。あれよ」 「ああ……でも、でかすぎない?」 「あの金属は、使用者の質によって変形するの」 私のそれが、高温を発する剣の形を取るように。
各代の黒円卓の聖槍の形状 | |
使用者 | 形状 |
櫻井武蔵(初代) | 日本刀 |
櫻井鈴(二代目) | 砲 |
櫻井戒(三代目) | 直刀 |
ベアトリス・キルヒアイゼン(四代目) | 直刀(三代目と同型) |
櫻井螢(五代目) | 長剣 |
使用者との関連性
櫻井一族
- 初代トバルカインの怨念が原因
- 呪いを代々に渡って浄化したいという渇望が黒円卓の聖槍に宿った。
- 櫻井一族のみが偽槍に狙われると共に、使うことが可能。
トバルカイン
- 肉体的制限がない
- 黒円卓の聖槍が本体であるため、屍兵は腐敗などの肉体崩壊以外に制限がない
- 首を刎ねられても戦闘可能
- 関節を自由に曲げられる
首を落とされたカインの肉体はまだ動く。残った腕一本で、再び大槍を振り 上げると打ち下ろしてきた。
その他
元ネタ
- ヴェヴェルスブルグ(Wewelsburg)
- 史実に登場するナチス・ドイツの高官で構成されたオカルト団体が使っていたとされる城。
- 内部には刻まれたルーンや円卓が存在する。
関連項目
- 黒円卓の聖槍の武器分類。
- 同じく櫻井家の特殊金属で作られている聖遺物。
- 黒円卓の聖槍から発動する初代トバルカインの"創造"
- 黒円卓の聖槍から発動する二代目トバルカインの"創造"
- 黒円卓の聖槍から発動する三代目トバルカインの"創造"
- 黒円卓の聖槍の複製元となった神槍。
引用元
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows
- ↑ Dies irae 〜Amantes amentes〜 . Light, 2012. Windows