無間叫喚地獄

提供:ファンタジー能力Wiki 移転先
ナビゲーションに移動 検索に移動
無間叫喚地獄
作品名 神咒神威神楽
分類 能力
使用者 天魔・悪路
使用者(ネタばれ防止) 櫻井 戒
作中体系 太極
テンプレートを表示



能力について

神座万象シリーズ神咒神威神楽に登場する能力。
太極のひとつ。随神相は笑う巨大な鬼。
自身から発する総てを腐敗毒の存在へと変生する能力。
詠唱

一 二 三 四 五 六 七 八 九十ひい ふう みい よお いい むう なあ やあ ここのたり


布留部ふるべ

由良由良止ゆらゆらと
布留部ふるべ


血の道と血の道と其の血の道返し畏み給おうちのみちとちのみちとそのちのみちかえしかしこみたまおう

禍災に悩むこの病毒をこの加持に今吹き払う呪いの神風かさいになやむこのびょうどくをこのかじにいまふきはらうとこいのかみかぜ


橘の小戸の禊を始めにて 今も清むる吾が身なりけりたちばなのおどのみそぎをはじめにていまもきよむるわがみなりけり

千早振る神の御末の吾なればちはやふるかみのみせいのわれなれば 祈りしことの叶わぬは無しいのりしことのかなわぬはなし


――太・極  ―― 随神相カムナガラ ――神咒神威かりじかむい無間叫喚むげんきょうかん

此久佐須良比失比氐罪登云布罪波在良自の詠唱

種種の罪事は天津罪、国津罪、許許太久の罪出でむ 此く出でよ 

此久佐須良比失比氐――罪登云布罪波在良自 

腐敗毒化

  • 自身に接触するものを腐敗させ分解する腐敗毒へと変わる
肉体は勿論、視線や声、気勢にも腐敗毒の概念が宿っている。
 紫織の拳が崩れていく。のみならず手首も、肘も、肩まで
も、異界の獣がその顎で食らい尽くしていくかのように、凄
まじい勢いで体細胞を分解していく。
 腐っているのだ。あれは視線も呼吸も何もかも、触れると言う概念
総てにその現象を付随させると見て間違いない。

[1]


+ 此久佐須良比失比氐罪登云布罪波在良自

  • あらゆるものを分解して腐泥へ変える腐敗毒の奔流を放つ
速度は音速、規模は一万の軍勢を纏めて分解できる規模。
陰陽術の結界である程度の軽減はできるが、物質的な防御は不可能。
 青年の周囲に広がる闇は粘性を帯びた泥に似て、まるで原生
動物のごとく蠢き、捩れ、溢れ出し——
「此久佐須良比失比氐――罪登云布罪波在良自」
 一気に、その質量を数百倍へと爆発させた。
 泥が走る。闇が奔る。総てを攫う津波さながら、進行方向に
存在するあらゆるものを呑み込んで、音を超える速さで広がり
続ける。
 それは言うなれば、死滅という概念そのものだった。触れた
物は悉く、土も木々も石くれさえも、分解されて腐泥に変わ
る。

[2]


叫喚地獄内部

  • 肉壁と腐敗臭に満ちた世界
異物の挙動を余さず感知できる。
 巨大な荒神の内部に突入を果たすものの、核たる悪路へ宗次
朗の渾身は届かない。ここが彼の腹の中だと言うのなら、入り
込んだ異物の挙動など手に取るように分かるのだろう。

[3]

  • 存在するモノを腐蝕する腐界
物質・エネルギー、あらゆるものを腐らせて無効化できる。
概念的な攻撃は腐滅できない。
 悪路の体皮へ接触した途端、斬撃そのものが腐り落ちた。足止めに
すらならぬまま、轟と音を立てて死風が荒ぶ。

[4]


使用者との関連性

太極の基となった渇望

  • 愛する者を守るために総ての穢れを引き受けたい
自分は毒で穢れて全身腐っている=腐敗毒化が発現した。
彼がこうした能力を持つに至った背景は、愛しい他者を数多の嘆きから
守るため。彼らを傷つかせないし汚させない。そのためならば、自分一
人が毒を被ることになっても構わないという救済の祈りである。

[5]


その他

元ネタ

  • 叫喚地獄
八大地獄ののひとつ。第四の地獄。
釜茹や猛火の鉄室に入れられた罪人が号泣、叫喚する地獄。
泣き喚き、許しを請い哀願する声を聞いた獄卒はさらに怒り狂い、罪人をますます責めさいなむという。


関連項目

無間叫喚地獄の能力位階。


無間叫喚地獄の基となった前作の能力。


引用元

  1. 神咒神威神楽 曙之光. Light, 2013. Windows
  2. 神咒神威神楽 曙之光. Light, 2013. Windows
  3. 神咒神威神楽 曙之光. Light, 2013. Windows
  4. 神咒神威神楽 曙之光. Light, 2013. Windows
  5. 神咒神威神楽 曙之光. Light, 2013. Windows


リンク